アイキャッチ

「代表取締役の異動と今後の抱負」

公開


アゼアス株式会社[JQS:3161]
代表取締役社長 沼尻 俊一さん

1963年10月 東京都出身/成蹊大学卒業
1987年4月 株式会社ケンウッド 入社
2003年4月 ユニデン株式会社 入社
2005年4月 デュポン株式会社 入社
2008年5月 当社第一事業部
2008年5月 防護服ビジネスユニット長(出向)
2008年11月 当社執行役員第一事業部防護服ビジネスユニット長 兼 マーケティング部部長(出向)
2009年7月 当社専務取締役
2011年7月 当社代表取締役社長 就任

住所: 東京都台東区蔵前四丁目13番7号 TEL:03-3865-1311
設立: 1947年5月 資本金:887,645,391円
事業内容:防護服・環境資機材事業、たたみ資材事業、アパレル資材事業
http://www.azearth.co.jp/

2011年7月より新たに代表取締役社長に就任した沼尻俊一氏と、鈴木裕生会長(前・代表取締役社長)に、今回の代表取締役異動の経緯や、今後の抱負について伺いました。

―代表取締役異動の経緯についてお聞かせ下さい
鈴木(写真左):企業は社会の公器である、というのが私の考えです。社長も企業の中の一機能であって、持続的に成長していく過程で、その時に最適な方がその役割を担うべきです。昨年JASDAQへ上場し、これから新しいフェーズに入っていく中で、来るべきタイミングがきたということです。

―沼尻新社長の経歴について教えてください
沼尻(写真右):2008年に、デュポン(株)から当社へ出向しました。アゼアスはタイベック®やタイケム®等の化学防護服分野においてデュポン社の戦略的パートナーという位置づけになっており、前職で同事業に携わる中で、現在の社員の方々と交流を深めていました。2009年当社に転籍して専務取締役に就き、現在に至ります。

―これまでのアゼアスにおける取り組みについてお聞かせ下さい
沼尻:専務取締役時代、防護服事業に携わるだけではなく、たたみ資材事業部とアパレル資材事業部の管掌役員や、中国子会社の董事長も務めました。他企業を経験してきたからこそ見えた部分もあり、新しい発想で体質の強化に貢献できたと自負しております。幸い、両事業の売上・利益ともに成長しております。

―今後の展望についてお聞かせ下さい
沼尻:当社の主要3事業間シナジーの可能性を追求していきます。現状、物流やオペレーションの共通化によって成果は出始めています。部門間の人材交流も促進し、それぞれが刺激し合う環境つくりも進めていきます。中長期的には、新たな柱となる新規事業開発にも取り組みたいと考えております。

―新社長として、抱負をお聞かせ下さい
沼尻:当社の社員がアゼアスの一員であることに誇りを持ってもらえるような企業にすること、社会から必要とされていることを皆に認識してもらい、持続的に成長していける企業になります。また、鈴木会長から良い形でバトンを預かりましたので、さらに良い環境で私もバトンを渡せるよう、貢献していきたいと思います。
鈴木:極端に大きくなることや、急成長を求めるのではなく、きらりと光る企業であってほしいと思います。

【関連記事】
2010年7月号:上場企業訪問(アゼアス株式会社 代表取締役社長 鈴木 裕生 氏)

※全文は「THE INDEPENDENTS」2011年9月号 - p4にてご覧いただけます