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「未来の街の課題を先進ロボットテクノロジーで解決していきます」

公開


【代表取締役 三宅 徹】
1980年8月3日生
岡山県立倉敷南高校出身
2003年3月香川大学工学部知能機械システム工学科卒業
2004年3月当社設立、代表取締役社長就任
2005年3月香川大学大学院工学研究科知能機械システム工学専攻博士前期課程修了
2009年博士(工学)(香川大学)

【株式会社未来機械】
設 立 :2004年3月24日
資本金 :9,943千円
所在地 :岡山県倉敷市中央2-20-23
高松ラボ:香川県林町2217-44 ネクスト香川202
事業内容:ロボット・メカトロニクス製品の開発販売
http://www.miraikikai.jp/

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水を使わず太陽光パネルを自動走行で清掃するロボットを開発。
香川大学のロボット技術と現場主義を融合させる起業家。


―中東や北アフリカ地域では太陽光発電が急速に普及しています
砂漠地帯では、太陽光パネルの汚れで出力が1ヶ月で10%以上低下します。これを清掃するには、手作業で行なわなければならず、経験やスキルが必要で人件費負担も重くなります。

―センサーを使った自動走行で清掃します
ロボットは自律走行で、隣あったパネルの隙間も難なく移動できます。レール設置が必要なイスラエルの競合先に比べて圧倒的な価格競争力もあります。

―水を使わずにブラシで清掃することができます
砂埃を回転ブラシで太陽光パネルの外に掃き出す機構などで3件の特許が登録されています。砂漠地帯では貴重でコストの高い水を一切使わない点が高く評価されています。

―ロボットが20㎏と軽量な点にも優位性があります
赤外線、超音波センサーなどを使いロボットのコンパクト化に成功しました。一人でも持ち運びできます。他社はカメラで画像認識するので大きなシステムが必要で、対応するパネルの種類に制約もあります。

―リチウムイオンバッテリによりケーブレスで動作します
1回の充電で約2時間稼働し、太陽光パネル200枚を連続清掃します。

―保守メンテナンスのシステムはどう構築されますか
ブラシなど消耗品は当社から卸す予定です。商品の耐久性には自信がありますが、交換部品や消耗品を提供する継続型ビジネスモデルを確立したいと考えています。

―香川大学発ベンチャーとして設立されました
私自身が、屋外や生産現場で使用する業務用知能ロボット創造を目指すために2004年に大学発ベンチャーとして設立しました。2005年に愛知万博に壁面移動ロボットを出展しました。その時の来場者からの相談が契機となってソーラーパネル清掃ロボット開発を始めました。

※「THE INDEPENDENTS」2015年4月号 - p4-5より一部抜粋