アイキャッチ

「『日本人の素晴らしさ』」

公開


勝屋 久
http://katchamanpower.com/

1962年4月11日 東京生まれ。上智大学理工学部数学科卒業後、日本IBMにて25年間勤務。IBM Venture Capital Group パートナー日本代表や経済産業省 IPA 未踏IT人材発掘・育成事業 プロジェクトマネージャーなどを経て、2010年 勝屋 久事務所を設立。
『つながりで人がもっと輝く』をコンセプトにプロフェッショナル・コネクターとして活動を開始。この頃から幼少期に夢中だったペインティングを思い出し独学で開始。
2013年 本格的にアーティストとして活動をはじめる。ペインティングをとおして『人・チーム・会社の輝きが広がり、一人ひとりの可能性が拡大していく』ことをサポートしている


錦織 圭選手の全米オープンでの素晴らしい活躍を見て日本人の可能性を感じました。

そこで僕なりの日本人の素晴らしさを考えてみました。

ひとつは「完全性を追究する力」。
完全性の追究とは自分と向き合って技をみがく、そこに美しさを感じます。
もちろんどこの世界でも一流で活躍する方は誰でもそうだと思いますが、錦織選手を見て日本人のDNAにはそこが本来備わっているように感じました。
与えられたこと以上のことを追究して完成させていく気質を実は誰もが持っているのではないかと思います。

もうひとつは「調和的なところ」です。
日本には八百万の神、神仏習合、自然との調和を重んずる歴史があります。
ひとつの例として鎌倉には「鎌倉宗教者会議」という神道・仏教・キリスト教、この3宗教が宗派を越えてつながる組織があります。
そこでは東日本大震災追悼・復興祈願祭として2011年から3月11日に毎年イベントが開催されています。
この話を聞いたときに、日本人スゴい!と思いました。

僕のまわりには日本の調和的な共同体感覚の考え方(自然も含めて)かつ社員全員が自分と向き合いお互いを助け合い高め合う会社が増えつつあります。
そういう会社は業績も絶好調なのです。こういった会社ではお互いの存在を認め合い、共に歓びを分かち合い、成長する文化がベースになっています。

これはまさに日本人のDNAを活かされた経営だと思います。
日本人のDNA、、、私たちひとりひとりのスイッチがONになると、日本がここからさらに素晴らしいことになっていくことを想像するとワクワクしませんか?

平成26年9月8日 自宅にて 勝屋久(表紙/テーマ)・勝屋祐子(文・編集)

※「THE INDEPENDENTS」2014年10月号 - p3より
http://independents.jp/magazine/

【特別寄稿】プロフェッショナル・コネクター勝屋久が語る超つながり術