「「名城大学発ベンチャーから見えてくる成功への鍵」」
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赤崎勇氏(名城大終身教授)ら3名が2014年ノーベル物理学賞を受賞されたことを受けて、名城大学科学技術コーディネータの松吉恭裕氏による講演レポートをご紹介いたします。
<今回の受賞に対するコメント>
赤崎先生・天野先生ともお人柄の良い研究者としては珍しいタイプの方で、あきらめない姿は関心するばかりです。数百回実験に失敗したら1000回やる。それでも成功しないときは、もう1000回やるという話を聞いたことがありますが、まさに信念を持って成功するまでやる方々だと感心いたしました。
<講演レポート>
私は前職INAX時代に特許関連や新規事業開発に携り、現在は名城大学で知財に関わる仕事をしています。成功するベンチャー社長の資質としては①人脈の重要性②法的センスの必要性を感じています。①については、人格的に優れ、周囲が応援したくなるような経営者です。そして、自身に足りないものを認識し、外部の専門家や支援機関の協力を仰いでうまく連携していくこと。②は特許や意匠に関して無関心な人は成功には程遠くなります。もちろん大切な事は、儲かるテーマかどうかです。それは市場の中で見極めなければなりませんが、私は特許公報を市場調査の参考に使っています。今日は、名城大学発ベンチャーから有望な3社をご紹介します。
1.株式会社名城ナノカーボン"
[設 立] 平成17年4月25日
[本 社] 名古屋市中区丸の内3-4-10
[資本金] 3,980万円
[代表者] 橋本 剛(名城大学理工学部 安藤研究室 研究員を経て起業)
■ 21世紀の新材料「カーボンナノチューブ」大量合成法を事業化。
■ カーボンナノチューブの製造から、加工までを行う企業は他にはなく、合成するカーボンナノチューブも高品質なことから、ナノテクベンチャーにおけるオンリーワンの立場を築いている。
■ 設立メンバーの名城大学理工学部の安藤義則教授は、飯島澄男博士(カーボンナノチューブ発見者)へ、元となった素材を提供した経緯があり、長年カーボンナノチューブの研究に携わっている。
■ 第1回モノづくり連携大賞「特別賞」を名城大学学術研究支援センターなどと受賞。
2.エルシード株式会社
[設 立] 平成18年3月9日
[本 社] 名城大学科学技術創生館2F(名古屋市天白区塩釜口2丁目1522番地)
[資本金] 6,280万円
[代表者] ヨハン・ピーター・エクマン
*開発代表者:上山 智 名城大学教授、起業家:木下 博之
■ 科学技術振興機構(JST)の平成16年度大学初ベンチャー創出推進事業の採択課題「モノリシック型高出力高演色性大型白色LEDの開発」の成果をもとに起業。
■ 開発をした白色LEDはモノリシック型(一体型)の白色LED。近紫外LEDから放出される光が、損失なく蛍光基板を励起することが可能で、高い発光効率と優れた演色性の両立ができ、この白色LEDチップの製品化を目指している。
■ 「21世紀の照明・白色発光ダイオード」の製品化を目指し、世界規模での省エネルギー化と、よりよい地球環境の実現へ貢献する。
3.創光科学株式会社
[設 立] 平成18年7月13日
[本 社] 名城大学14号館(名古屋市天白区塩釜口1丁目501番地)
[資本金] 15億403万円(地上の星投資有限責任組合、日機装、日本政策投資銀行)
[代表者] 一本松 正道(㈱ルネッサンズ・エナジー・インベストメント代表取締役)
■ 世界初高輝度青色LED共同開発者である名城大学理工学部の赤崎勇・天野浩教授(現名古屋大学教授)の最新の研究成果「紫外線発光素子」の技術を世界に先駆けて実現化するべく設立。
■ 名城大学所有の特許の専用実施権を付与され開発を行い、紫外線LEDの医療機器などへの応用を目指している。
■ 名城大学校地内建設された本社において、赤崎・天野教授と共同開発を推進しながら、7年間でLED利用の紫外光による殺菌・治療装置を主力とする事業化の計画を進めている。
【名城大学】
[本部] 愛知県名古屋市天白区塩釜口一丁目501番地
[設置] 1949年(1926年に名古屋高等理工科講習所として開設)
[概略] 8学部21学科11研究所を擁する中部圏最大の文理融合型総合大学。在学生16,030人。
2012年10月16日名古屋インデペンデンツクラブ 基調講演より