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「お菓子量り売り事業を全国450店舗で展開」

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株式会社ケイズコーポレーション
事業本部長 本山 貴一郎さん

1978年福岡県生まれ。02年慶應義塾大学経済学部卒業後、ジャフコ、CAOを経てケイズコーポレーション入社。

住所:愛知県名古屋市中区錦1-10-27 カネヨビル5F TEL:052-205-9531
設立:1997年9月1日 資本金:1,000万円 代表者:山梨 昭二
http://ks-candy.com/

―お菓子量り売りとは
量り売りは様々なお菓子を100g=300円の価格設定にて重さあたりで販売します。様々なお菓子を一粒一個から販売できる究極の少量多品種ともいわれ、色々な味を少しづつ味わいたいという、一般消費者のニーズに応えた販売形態です。

―海外のビジネスモデルをローカライズ
お菓子量り売りは、アメリカやヨーロッパで広く普及している販売形態です。欧米の大型ショッピングセンターを視察し、量り売りの賑わいを目の当りにした当社社長の山梨が、日本にてお菓子量り売りの事業展開をはじめました。競合会社は輸入菓子をそのまま量り売りとして展開していましたが、当社は日本人の味覚に合った国産の菓子を中心とした商品展開をすることで幅広い顧客からの支持を得ることができました。

―ニッチトップ
設立当初は、イオン様やイトーヨーカ堂様など大手量販店のおもちゃ売場への導入が進みました。その後2000年に入り大型ショッピングセンターが開発されると、テナント出店する雑貨屋専門店への導入が進みました。現在、日本全国でお菓子量り売り場は600店舗程あり、当社はその中の450店舗を占めています。

―業態を拡大中
大手量販店、雑貨屋専門店に普及した現在では、子供が集客できるシネマコンプレックスやサービスエリア、テーマパークへの導入が中心として進んでおり、また一方で食品スーパーやコンビニでも効率の高いお菓子売場として導入が進んでいます。

―K's Vision
ワクワクする売場と効率の良い売場の追求が当社のvisionになります量り売り売場では子供をワクワクさせる売場を演出するとともに坪売上効率、在庫回転率、人時生産性、粗利率等様々な効率指標を追求した売場になります。

―今後の展開
当面は1,000店舗構築に向けて様々な業態への展開を続けます。1,000店舗の販売力を持つことでPB生産のリスクが低減できるため、現在のPB比率55%を80%まで高め、量り売りでしか買えないお菓子を増やし通常の菓子売場との更なる差別化を進めます。さらに、1,000店舗に次なるワクワクする売場を提供することで楽しいショッピングを提供し続けていきたいと思います。

※全文は「THE INDEPENDENTS」2010年11月号 - p13にてご覧いただけます