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株式会社日本情報化農業研究所
代表取締役 古荘 貴司さん

1979年6月26日生まれ。灘高等学校卒業。2003年京都大学工学部物理工学科機械システム学コース卒業。2005年京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻修士課程修了。2005年当社設立、代表取締役就任。

設 立 :2005年12月14日
資本金 :5,000千円(株主:役員・従業員 100%)
本 社 :京都市左京区高野東開町8-5 ヴェルエール松屋1階
事業内容:野菜栽培技術ならびに関連ツールの開発・提供
http://www.n-i-agroinformatics.com/

当社では、無農薬、無化学肥料でおいしい野菜を栽培する技術を開発し、奈良県桜井市にある提携農場「セレクトファーム」にて実践、農場開設から半年での黒字化に成功しました。

■ 無農薬・無化学肥料の野菜の栽培に成功
一般に無農薬栽培は難しいものとされています。提携農場では5年連続でキャベツ、ブロッコリーといった特に無農薬栽培が難しいとされている品目も含む年間数十品目の農薬・化学肥料不使用栽培に成功しており、一般的な野菜の2~3倍の価格で販売しています。

■ 施肥量の削減と品質の向上
光合成や養分吸収といった植物の生理的メカニズムに関する理解を基礎とした施肥効率の向上方法を開発し、肥料コストの低減と品質の向上を同時に実現しました。

■ 土壌改良技術
困難とされている無農薬・無化学肥料での野菜栽培を実現していた京丹後市の生産者の技術を観察、科学的に体系化したものをベースとしています。元は水田だった耕作放棄地6箇所に関し、いずれも半年以内に畑地として使用できる状況まで改良しています。

■ Webマーケティング支援
野菜の販売サイトの運営は、当社開発のオープンソース汎用Webマーケティングプラットフォーム「SOY CMS」を使用しています。提携農場ではネット直販90%、スーパーへの卸売10%程度。ネットショップでのリピート注文率60%以上です。

■ 直営農場と提携農場を展開
広がり続ける耕作放棄地。高騰を続ける肥料、燃料価格という問題を抱える日本の農業を復活させるには、「高収益」「低石油資源依存」「再現可能、持続可能」といったことの実現が必須です。過去に培った技術を、自社開発の「遠隔情報共有ツール(http://houren.so/としてベータ版公開中)」を活用して効率的に多くの農地で実践できるよう、自社農場ならびに提携農場の拡大を計画しています。