「「ヨーロピアン・クラシックスタイルで「美」と「豊かさ」のあるインテリアライフを」」

―シャンデリア販売のNo.1会社です
2006年3月にインターネットSHOPをオープンし、シャンデリアを中心にヨーロピアンスタイルのインテリア家具や雑貨、オーダーカーテンを販売しています。特にシャンデリアの取扱い総数は日本最大の13万点と大手家具店や照明器具店を圧倒しています。ニッチトップ戦略で知名度と競争力をつけ、ヨーロピアンインテリア業界へと展開しています。

―ネット販売だけでなく直営店舗もあります
麻布十番の本店と、広尾（南麻布）のショールームでも販売しています。商品単価は5,000円から2000万円以上と幅広く、高額な商品ほど来店して購入されます。ネットの平均販売単価5万円に対し店舗では最低単価10万円となります。地方から来店される方も多く、大型都市への支店展開も検討しています。

―対象顧客は富裕層が中心です
確かに最近の住環境の変化で広いリビングルームにシャンデリアが似合うようになりました。しかしマリー・アントワネットが放つ「ロココ*」の世界に憧れる人は幅広い年代にわたります。ヨーロピアン・クラシックスタイルは年収5000万円の富裕層だけのものではありません。
*18世紀フランス美術様式

―ウエディング業界などの法人需要も広がっています
月間注文件数600件のうち7割は個人ですが、金額ベースでは法人が半分を占めています。法人顧客は、ホテル、結婚式場、レストラン、斎場、医院、劇場などです。今後の事業計画としては、シャンデリアからトータルインテリアデザインの大型受注につなげていきます。

―専門のシャンデリア技師が取付工事まで行います
千葉の配送センターにいる電気工事や内装施工部門の社員が、海外から輸入されるシャンデリアの組立、電器検査、取付工事までを行います。シャンデリアは日本文化になかったため、取り付けに長けている電気工事技師は極めて少なく、ユーザーも清掃や修理をどこに頼んでいいかわかりません。Ｍ＆Ａも視野に入れながらさらに設計施工体制を強化していきます。

―世界中の仕入れネットワークと自社工場が強みです
シャンデリアは海外からの輸入品が大半で、国内製造は1社だけです。私たちは国内商社からだけでなく、ヨーロッパ各国、アジア諸国の製造会社から直接、単品でも仕入れができます。さらに中国の自社工場（広州EL JEWEL）、チェコ協力工場を持つことで、短納期と価格競争力を実現しています。

―ブランディング戦略にも力を入れています
「ウォーターフォード（アイルランド）」のシャンデリア、「ズベール（フランス）」の壁紙など世界の超一流ブランドの販売を開始しました。ブランディングコンサル会社のベレネッツ（名古屋）とも提携して、BtoCからBtoBまで、ヨーロピアンインテリア業界での「EL JEWEL」知名度を上げていきます。

―ヨーロピアン・インテリア業界NO.1を目指しています
シャンデリア、カーテン、家具、雑貨まで、ヨーロピアンスタイルにおいて圧倒的な種類で美しい商材を揃える事で、ヨーロピアンセンスによる統一デザインによる内外装の設計から施工までが可能となります。将来はヨーロピアンスタイルに特化したリフォームやリノベーションの事業展開を考えています。

―起業時点から上場を目指そうと思ったのはなぜですか
ネット販売事業を法人化したのは、自分の好きなものではなく、みんなが欲しがるものを提供したいと思ったからです。大きな仕事をするためには上場が必要です。日本の街は清潔でもヨーロッパに比べて美しさに欠けます。パリは清潔ではありませんが美しい街です。私たちはヨーロピアン・クラシックスタイルで「美」と「豊かさ」のあるインテリアライフを日本に造って行きたいと思っています。

※全文は「THE INDEPENDENTS」2014年4月号 - p4-5にてご覧いただけます