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「「未来の子どもたちへクリーンなエネルギーを安く賢く使えるスマートな社会を遺していきたい」」

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株式会社洸陽電機
代表取締役 山本 吉大さん

1970年7月15日兵庫県生まれ。独立系ベンチャー企業ながら省エネ×創エネ事業を全国で手掛ける総合エネルギーサービス会社を目指す。

設 立 :1996年12月25日 資本金:179,750千円
本 社 :兵庫県神戸市東灘区住吉宮町3-7-14
事業内容:省エネルギー事業/EMS事業/創エネルギー事業
業 績 :売上高 60億円 経常利益 5億円(13/11期) 従業員:82名
http://www.koyoelec.com/

―東日本大震災を機に日本のエネルギー環境が激変しました
私ども洸陽電機は、省エネソリューション事業と自然エネルギーによる発電などの創エネルギー事業を展開しています。地球温暖化やエネルギー問題は重要な社会テーマになったにも関わらず、電力不足問題は直ぐに解消できません。創業時から20年培ってきた技術と工事の現場力をベースにESCO事業者(エネルギーサービスカンパニー)としての存在を今後も明確にしていきます。

―貴社の強みを教えてください
省エネ企画・設計・提案・工事・メンテナンスを一貫して行う独立系のESCO事業者です。さらに病院・工場からマンションまであらゆる業種・施設に4,000件以上の省エネルギープロジェクト・ESCO事業・省エネルギー設備改修を全国で手がけてきました。

―貴社の成長戦略を教えてください
省エネルギー事業をさらに推進する事、そしてクリーンで安全・安定したエネルギー源を開発していく事です。前期は太陽光発電を16箇所建設し、全国各地で合計10MW規模の自社所有発電所からの売電事業へ本格参入しました。そのノウハウを活かした発電事業者への建設請負事業も手掛け、今期は50MW規模を展開していきます。さらにPPS(新電力販売)事業にも参入し、エネルギー供給先を開拓している最中です。

―急成長に伴いながらも収益をどのように確保していきますか
太陽光メガソーラーは当社自身ですべて行うEPC(設計・調達・建設)方式です。SPCへの建設売上だけでなく、その後のオペレーション収益もあります。SPCは初年度から黒字で、15年間の配当収入は年10百万円/MWが見込まれます。最近では類似会社の?エナリス(6079)が東証マザーズに上場しています。

―中長期的の目標を教えてください
電力会社とのネガワット取引アグリゲータとして、逼迫時における電力をセーブすることで仮想発電所の役割を担う「デマンドレスポンス」事業会社を目指します。培ってきたEMS技術や多くの導入経験を活かし、さらに自前のバックアップ電力設備を保有する事で、コストと安定を兼ね備えた電力の最適化をユーザーに提供していきます。「クリーンなエネルギーを安く賢く使う」時代を迎え、yahooや楽天などで自宅の電気を選択購入する時代がもう目の前に来ています。

―貴社のコアコンピタンスはどこにあると思いますか
創業当時より培ったEMS(エネルギーマネージメントシステム)の技術と実績です。省エネ・創エネ事業においては、とかく機器・ハードのスペックばかりが議論されがちですが、計量・制御・マネジメント・運用・改善などが非常に重要で、ソフトの部分こそが事業の成否を決めると言っても過言ではありません。当社の社員は一人一人があらゆる現場経験を積む機会を与えられ、実力と自信をつけてきました。この1年間で社員は80人に倍増し、今後も中途だけでなく新卒採用も積極的に行います。

―BEMS(Building Environment and Energy Management System)アグリゲータに採択されました
2012年に唯一ベンチャー企業ながらBEMSアグリゲータとして経産省に採択され、エネルギー改善導入促進事業に関わる補助事業の幹事会社となりました。補助金対象のBEMS機器やシステムについても1999年にはデマンド制御装置として特許申請・取得しています。

―自然エネルギーである「地熱発電」についてもいち早く事業化しています
2012年より熊本県に自社所有の地熱発電所の建設を開始しました。これは電気事業者以外の売電プロジェクトとして日本初の試みです。地熱を活用した農業は地域振興策として注目分野です。

―資本政策について教えてください
株式公開を見据えて、2013年11月に銀行およびVC向けに第三者割当増資を行いました。自分の持株比率にはこだわりませんが、当社の理念を共有できる先に引き受けていただきました。2014年に事業会社を中心に、もう1回増資を行う予定です。

<2014年1月29日第133回事業計画発表会>
洸陽電機山本社長には1月29日東京インデペンデンツクラブでおこなわれる第133回事業計画発表会にてプレゼンテーションいただきます。参加申込はコチラ

【起業家インタビュー】廃木材再資源化のエキスパート(株式会社エコグリーン 代表取締役 石井 光暢)

※全文は「THE INDEPENDENTS」2014年1月号 - p8-9にてご覧いただけます