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イベントレポート

【北海道インデペンデンツ】実証で終わらせない ー 北海道の産学連携、次の一手

 <イベントレポート>

2026年8月21日 北海道インデペンデンツ
@ HOOK 2026年夏開業|札幌中心部最大級のスタートアップ拠点「HooK(フック)」
+ Zoom ウェビナー配信

(パネリスト)

北海道大学 小野 裕之 氏

北海道大学
スタートアップ創出本部
本部長 小野 裕之 氏

ノーステック財団 坂井 智則 氏

公益財団法人 北海道科学技術総合振興センター
ノーステック財団
常務理事 坂井 智則 氏

北海道大学・HSFC「シーズ起点×課題起点」で産業創出

 北海道の産学連携はいま、研究成果やスタートアップを「生み出す」段階から、事業として「育てる」段階へ移りつつあります。北海道大学・HSFC(北海道未来創造スタートアップ育成相互支援ネットワーク)は、これまでの研究成果を社会実装する「シーズ起点」に加え、企業や自治体、地域が抱える課題を先に捉え、必要な技術や研究シーズ、人材を組み合わせる「課題起点」を強化していき、新たなスタートアップや産業を創出していく考えです。

 HSFCには道内22大学、4高専をはじめ産学官金の幅広いプレイヤーが参画しています。北海道大学 産学・地域協働推進機構スタートアップ創出本部の小野裕之氏は、スタートアップ企業の創出数を増やすことに加え、行政や企業とも連携しながら市場や顧客を意識した事業をつくり、実証から事業化、スケールへつなげる重要性を指摘しました。北海道で生まれた事業を全国、さらに海外へ展開するところまでを見据えています。

北海道大学「シーズ起点×課題起点」両輪によるスタートアップ創出モデル

ノーステック財団、研究から事業化・成長へ

 こうした取り組みを事業化の面から支えるのがノーステック財団です。研究開発助成やシーズ発掘から、開発・実証、社会実装、量産・販路開拓、大企業との協業までを支援しています。2026年に常務理事に就任した坂井智則氏からは、研究支援にとどまらず、事業化と企業成長まで伴走していく姿勢が示されました。

 その際に大きな課題となるのが資金調達です。研究・創業段階では助成金やGAPファンドがありますが、企業がスケールするにはVCなどの成長資金が必要になります。道内外の投資家や資本市場へどう接続するかも、今後の北海道のスタートアップ支援に欠かせません。

ノーステック財団 PoCから、実装・ビジネス化へ

「出口から逆算する」産学連携へ

 坂井氏が示したキーワードは「出口から逆算する」。PoCで終わらせず、社会実装、事業化、資金調達を経て企業として成長させる視点です。

 大学・HSFCがシーズと地域課題を結び付けて新たな事業を生み出し、ノーステック財団などの支援機関が企業や資金、市場との接続を後押しする。北海道の産学連携は、スタートアップの「数」を増やすことに加え、地域発の新産業を育て、全国・世界へ展開する段階へ進んでいます。

北海道インデペンデンツ 特別セッションの様子


 ※「THE INDEPENDENTS」2026年10月号 P.7 より
※ イベント開催時点での情報です

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