当社は、“行動科学AI”を核に、人と組織のウェルビーイングを科学的に支援する企業です。人間の心理や行動をデータとして捉え、「なぜ行動できないのか」「どうすれば続くのか」を科学的に分析することで、健康・金融・行政など多様な領域で行動変容を実現しています。
■ 行動科学AI
「行動科学AI」とは、行動科学の知見とAIを組み合わせ、人の意思決定・行動プロセスを可視化・シミュレーションするための技術群です。人の行動を「文脈」「介入要素」「心理メカニズム」「実施方法」などの観点から多面的に分類できる理論体系を持ち、AIが“行動を起こす要因”と“続ける仕組み”を個別に最適化します。従来のAIが結果を予測するのに対し、GodotのAIは「行動プロセスを可視化・シミュレーションし、介入設計を支援する」点に強みがあります。

■ 応用領域と実績
この技術は、健康経営支援、ヘルスケア、資産形成、行政施策など、「意思決定の体験設計」が成果を左右する分野で幅広く応用されています。自治体では特定健診受診率やがん検診受診率を2年連続で改善し、大手生損保では保険Web手続きの離脱率を3分の1に削減しました。大手企業をはじめとして、大阪市や神戸市などの行政機関との連携も進み、科学的な根拠に基づく行動変容支援を実現しています。
■ ビジネスモデル
当社は独自の「カスタマイズAIプラットフォーム」を軸に、BtoBおよびBtoG向け事業を展開しています。
1つ目は、企業や自治体の既存サービスに行動科学AIを組み込むAIソリューション提供型。
2つ目は、クライアントと共に施策を設計・検証する共創プロジェクト型。
3つ目は、行動データの分析モデルを提供するデータライセンス型です。
これらを通じて、Godotは理論とデータを資産化し、成果に基づく持続的な収益モデルを確立しています
■ 特許と安全性
行動データ構造化や個別化レコメンド技術などに関する特許15件、商標51件(いずれも取得済)を保有しています。また、AI倫理と安全性を重視し、国内で初めて「ISO/IEC 42001(AIマネジメントシステム)」認証を取得しました。ヘルスケア領域でも安心して活用できるAI基盤を整えています。
■ 未来への展望
代表の森山健氏(ゴールドマン・サックス出身、オックスフォード大学客員研究員)は、「行動科学×DeepTechで、誰も取り残されない社会を実現する」と語ります。
Godotは、行動を科学し、社会をウェルビーイングへ導く、日本発の次世代ディープテック企業です。
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