札幌証券取引所 概要
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■ 札幌証券取引所の特色
"Boys, be ambitious."
これは北海道大学の前身である札幌農学校に明治時代、赴任していたクラーク博士が残したとされる言葉です。その「アンビシャス」の名を冠する新興市場が札幌証券取引所にはあります。北海道の地域経済活性化に資するため、成長性の見込まれる会社に資金調達の機会と投資家にその会社への投資機会を提供することを目的に2000年に創設されました。これまで21社が上場しており、そのうち4社が本則市場へステップアップを果たしています。
また、新規上場に向け、関連機関と連携しながら様々な支援を実施しております。地方公共団体や弁護士、公認会計士などの企業サポートの専門家と協同でIPOセミナーやプログラムを実施しているほか、地域金融機関とは協力協定を締結し、当該セミナーやプログラムへご協力いただいております。
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■ 投資家との対話
札幌証券取引所は、上場会社と投資家との対話の促進をはかるため、個人投資家向け企業説明会「札証IR」を会場参集型で開催しております。会場参集型で行うのは、上場会社の経営者から生の声を直接聞けること、そして投資家と質疑応答を行うことを通じた「双方向で建設的な対話」を重視しているためです。
また、多くの投資家に札幌証券取引所の上場会社を知っていただけるようにIRを多角的に展開しております。開催地は札幌だけでなく東京でも行っております。また、説明会の模様はWeb上で後日配信しております。札証IRは2024年度12月末時点で合計28社(うち20社が札幌証券取引所の上場会社)が登壇しました。今後も上場会社の認知度の向上を図り、会社が成長し飛躍していくための支援を継続してまいります。
■ 今後の展望
近年は環境やテクノロジー等の様々な分野で変化が起き、過去の延長線上にはない変革を迎えようとしております。北海道においては、昨年6月に北海道・札幌市が「金融・資産運用特区」に指定されたほか、千歳市では、次世代の最先端半導体の工場建設も進んでおり、今後これまでにない投資や産業の期待が高まっています。
本所は、こうした新たな追い風を捉え、スタートアップ企業に上場を目指す市場として選ばれるよう、地域との連携を深めつつ、その役割に応えてまいります。
■ お問合せ先
証券会員制法人 札幌証券取引所 上場推進部TEL:011-241-1128(直通)
Mail:ipo-corner@sse.or.jp
※「THE INDEPENDENTS」2025年2月号 掲載 - P.8より
※冊子掲載時点での情報です
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