「地方と東京を結ぶネットワーク拠点」

【國本 行彦】  1960年8月21日生。 東京都立志村高校卒業。 1984年早稲田大学法学部卒業後、日本合同ファイナンス（現・JAFCO）入社。 2006年1月5日（株）インディペンデンツ（現（株）Kips)設立、代表取締役就任。 2015年11月9日　特定非営利活動法人インデペンデンツクラブ　代表理事就任（現理事） 2020年6月　(株)ラクス社外取締役就任

　　東京都は、スタートアップ戦略「Global Innovation with STARTUPS」に基づき、「未来を切り拓く 10×10×10 のイノベーションビジョン」の実現に向けてユニコーン数 10 倍、起業数 10 倍、行政とスタートアップの協働プロジェクト 10 倍を目指す施策展開を進めています。そして東京からイノベーションを巻き起こすことを目指し、国内外からスタートアップやその支援者が集い、交流する一大拠点として有楽町に「Tokyo Innovation Base（TIB）」があります。

　認定NPO法人インデペンデンツクラブでは、7月1日に「TIB」にて東北大学産学連携スタートアップ事業化センターと一緒に東北のスタートアップ活動を紹介するイベントを開催します。今年は北海道大学産学・地域協働推進機構スタートアップ創出本部や九州工業大学先端研究・社会連携本部産学イノベーションセンターの協力を得てイベントを開催しました。今後は全国の大学や自治体等との連携をさらに進め、東京にて各地のスタートアップコミュニティ活動を紹介するイベントを開催していきたいと考えています。

　知財面では、弁護士法人内田・鮫島法律事務所、正林国際特許商標事務所、弁理士法人白坂及び多数の知財専門家や、エクイティ面では、ウエルインベストメント、日本ベンチャーキャピタル、慶應イノベーション・イニシアティブ、イノベーション・エンジン、フューチャーベンチャーキャピタル及び個人のキャピタリスト、そしてエンジェル投資関係者などがインデペンデンツクラブ会員としてスタートアップをサポートしています。

　地方と東京を結ぶ支援ネットワークを強化し、全国各地の個性溢れる起業家を発掘し、一人でも多くの人と一緒に1社でも多くのパブリック企業を育てていきたいと思います。

　　※「THE INDEPENDENTS」2024年6月号 - P.14 より