「名古屋証券取引所への新規上場が増加。その背景には…」
名古屋証券取引所 概要
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■ 名古屋証券取引所の特色
2022年4月、名古屋証券取引所は上場制度の見直しと共に、「個人投資家を重視する証券取引所」というコンセプトを明確に打ち出しました。名証市場での取引は国内の個人投資家が8割以上を占めており、名証ならではの特性を有しています。
だからこそ名証は、上場企業の個人投資家向けIR活動のサポートなど、上場後の企業成長までを見据えた体制を整えています。
そのコンセプトに共感いただいた企業が名証への上場を決めるケースが近年増えています。
■ 流通株式時価総額基準を持たない市場
名証には、“流通株式時価総額基準”を設けておりません。
これは機関投資家に比べて投資金額がそれほど大きくない個人投資家がメインプレーヤーである名証市場には、敢えて数値基準としての流通金額を設ける必要がないためですが、これにより上場準備企業にとって大きなメリットが生まれています。それは“自由度の高い資本政策(持ち株比率・資金調達額)が組める”という点です。つまりは、経営者の持ち株比率を一定以上確保したままの上場が可能だということです。
上場後はパブリックカンパニーとして多様な外部株主の意見に耳を傾ける必要がありますが、経営者の持ち株比率を一定以上確保したまま上場企業として歩み始め、経営陣の指揮のもとで大きなパブリックカンパニーへと成長していくストーリーが描けるという点に魅力を感じていただいた企業からのご相談が多く寄せられるようになりました。
■ 今後の展望
経営方針にフィットする市場を幅広く選択する企業が増えているこの動きは、この先更に浸透していくと見ています。そして私共は、今回ご紹介したような名証へのニーズの高まりに応えると共に、全国の企業に一つの選択肢を提供できるよう尽力して参ります。
名証は全国どこからでも上場いただける市場です。是非当社ホームページよりお気軽にお問い合わせください。
■ 参考
Webページ:http://www.nse.or.jp/ipo/lp/
動画視聴はこちら→ |
■ お問合せ先
株式会社名古屋証券取引所上場推進・企業サポートグループ 上場推進担当
ipo@nse.or.jp
※「THE INDEPENDENTS」2024年2月号 掲載 - P.8より
※冊子掲載時点での情報です