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「各証券取引所による2024年展望について:札幌証券取引所」

 

札幌証券取引所 概要


所在地     : 北海道札幌市中央区南1条西5丁目14番地の1
会員証券会社数 : 19社(2024年1月16日現在)
上場会社数   : 62社
          ・本則市場     52社(うち単独上場10社)
          ・アンビシャス市場 10社(うち単独上場  8社)

 


■ 札幌証券取引所の特色

 札幌証券取引所は、東京以北で唯一存在する、戦後に新設された取引所で、70数余年にわたり直接金融市場として、また北海道の産業振興と経済発展を支えるインフラの一つとして、地域に根差した事業を展開しております。

 北海道に本拠地を置く上場企業数は、現在59社あり、都道府県別にみると比較的上位にある一方、地域の企業数に対する上場企業の割合は決して高くありません。

 そのため、さらなる企業成長を支援するためには、株式上場を促進することが重要であると考え、札幌市や士業団体と協同しながら、IPOセミナー等を開催し、上場への機運醸成の活動に取り組んでいるほか、個人投資家への認知度の向上のためIR支援活動を道内外で積極的に展開しております。

 また、金融経済教育においても、国の「資産所得倍増プラン」を踏まえながら、資産形成セミナー、親子経済教室、起業教育イベントなどの開催にも取り組んでいるほか、上場会社に対しては、個人投資家から選ばれる企業となるよう企業価値向上等に向けた取り組みを支援しています。

 これら活動は、地域経済活性化、金融リテラシーの普及・向上といった目標を共有する行政機関、証券関係機関、地元金融機関、監査法人等IPO関係機関など幅広い先と連携協力して推進しております。

 

 
2022年9月28日、アンビシャスに新規上場された株式会社キットアライブ



■ 今後の展望

 暫く冷え込んでいた北海道経済ではありますが、昨年来、大型の半導体工場建設、洋上風力発電等の再生エネルギー投資、データセンター建設等のIT関連投資計画などが次々に打ち出され、大型設備投資案件が目白押しであるほか、2030年には北海道新幹線が札幌に延伸予定であり、今後の道内経済の発展に大きな波及効果がもたらされることが期待されています。

 そのような中、道内企業(スタートアップ含む)のIPO機運も高まっており、注目されています。

 札幌証券取引所は、このような企業に対し、上場を積極的に支援するとともに、さらなるステップアップを目指す企業にはそれを助力する経済のインフラでありたいと考え、今後も地域に根ざした活動を展開してまいります。

 



 

■ お問合せ先

 証券会員制法人 札幌証券取引所 上場推進部
 TEL:011-241-1128(直通)
 Mail:ipo-corner@sse.or.jp
 

※「THE INDEPENDENTS」2024年2月号 掲載 - P.6より
※冊子掲載時点での情報です