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「事業計画発表会500回目を迎えて」

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早稲田大学 名誉教授
インデペンデンツクラブ名誉会長
松田 修一 氏

1943年山口県大島郡出身。1972年早稲田大学大学院商学研究科博士課程修了。1973年監査法人サンワ事務所(現・トーマツ)パートナー。1986年早稲田大学システム科学研究所(アジア太平洋研究センター)助教授(1991年教授)。1993年早稲田大学アントレプレヌール研究会を組織、代表理事(現在)。1997年日本ベンチャー学会副会長(2004年会長就任。現在顧問)1998年ウエルインベストメント(株)設立(現在取締役会長)。2007年早稲田大学大学院商学研究科教授(現在:早稲田大学名誉教授)。2015年特定非営利活動法人インデペンデンツクラブ設立、代表理事就任(2019年7月より名誉会長)。


 1997年07月からスタートした第1回目の事業計画発表会が、2022年8月26日で500回を迎えました。おめでとうございます。この間、2011年7月インデペンデンツクラブに移り、運営主体は現在の㈱Kipsとなりました。「全国の個性あふれる起業家を発掘し、一人でも多くの人と一緒に、1社でも多くの公開会社を育てる」を活動理念のもとに運営されています。年間50回をこえる発表会を日本全国で展開できているのは、起業家発掘支援を目指すプロ集団として会員の皆様方が協力していただいている賜物です。

この長期にわたる運動体は、次の2つの支援インフラを担っています。

①地域創生支援機能
地域を代表する会員と共に、会員メンバーによる「北日本」「関東」「中部」「関西」「西日本」から「地域大賞」を選定し、ロールモデルの呈示を行っています。

②大学発ベンチャー支援機能
各地域には日本を代表する卓越した研究大学院が存在しています。大学の研究開発成果の事業化・社会実装化を支援する大学発ベンチャーの支援機能を担っています。

 このような事業計画発表会の中から、2005年のガイアックスから、2022年のマイクロ波化学まで、28社の公開会社を送り出してきました。科学技術は、加速的に進化しています。民間から生まれた新たな時代の社会インフラの一端を担うインデペンデンツクラブのますますの発展を期待します。

※「THE INDEPENDENTS」2020年9月号 P.2 掲載
※冊子掲載時点での情報です