「法人向けバーチャル栄養アシスタント『Mealthy』」
公開
生年月日:1977年9月23日
出身高校:桐光高校
【代表取締役 鈴木 勝之 氏 略歴】
東京工業大学大学院修了。2003年東日本旅客鉄道株式会社に入社。エキナカ、ホテル、SC、オフィス事業等の不動産開発に従事。2012年株式会社ビーズを設立。時間制のレンタルオフィス「beez」を渋谷と銀座で開業し、会員1万人を超えるサービスへと成長させる。2014年当社を設立し、代表取締役に就任。グロービス経営大学院大学MBA、一級建築士。
【(株)Mealthy】
【設立】 2014年11月14日
【資本金】非公開
【所在地】埼玉県東松山市箭弓町1丁目13番20号
(東京オフィス 東京都港区赤坂1丁目12番32号 アーク森ビル12F)
【役 員】(代)鈴木勝之
【株 主】経営陣、VC、事業会社、個人投資家ほか
【事業内容】法人、健康保険組合向け保険指導支援、ヘルスケアアプリ開発支援
【売上高】非公開
【従業員数】107名(栄養士、アルバイトスタッフ含む)
【株式公開】2026年
<起業家インタビュー>
法人向けバーチャル栄養アシスタント
『Mealthy』
■AI活用により栄養士の業務効率化を図っています
スマートフォンアプリを介して、栄養士がオンラインでマンツーマンの食事指導をすることで、健康増進を促進します。特に糖尿病性腎症重症化予防のための短期プログラム提供により、早期発見・早期介入でハイリスク者ゼロを目指しています。■起業のきっかけをお教えください。
以前手掛けていた事業で「食」に関する集客イベントを主催した際、一般人にとって「健康な食事」というものがわかりにくいことに気付きました。そこでビジネススクール時代の友人からエンジェル投資も受け、時間のないビジネスパーソンが外食や中食で健康になれる情報を提供するアプリ開発を開始しました。■生活習慣病を予防改善するため、認知行動療法を用いた行動変容促進に関する特許も取得されています。
当分野で著名な関西医科大健康科学センターの木村譲先生と当社で共同出願しました。ユーザーには色々な性格の方がいらっしゃるので、そのタイプに合わせて具体的数値を用いた助言、感覚に訴える助言など、カスタマイズされた提案を実現しています。■保険者から報酬を徴収するビジネスモデルです。
ユーザーの利用は無料で、保険組合等から利用料をいただきます。指導対象者180万人を有する協会けんぽ(2018年時点)の内、埼玉、大阪の都市部に加え、宮城、広島、岡山他計8支部に導入いただいています。■埼玉県東松山市で設立された地域ファンド「東松山起業家サポートファンド」をはじめ、数々の投資を受けられています。
2019年に投資事業会社のPE&HR株式会社がGPを務める東松山起業家サポートファンドから出資を受けました。埼玉県は糖尿病性腎症重症化予防対策で有名で、当社事業と親和性がありました。また、デジタルガレージ社主催の「Open Network Lab Bio Health」での受賞をきっかけに、帝人ファーマ株式会社と、生活習慣病領域のサービス強化に向けて資本・業務提携を行いました。■今後の抱負を教えてください。
ユーザーの健康データの蓄積を通じた栄養士のAI化と特許を強みに、病院内栄養指導を当社のサービスに置き換え、ひいては薬代も含めた医療費削減にも貢献し、将来的には保険収載も視野に入れたいと考えています。※「THE INDEPENDENTS」2022年8月号 - p4より