「福証Q-Board上場への道のり」

＜特別レポート＞

2021年12月3日　九州インデペンデンツクラブ　

皆様こんにちは。株式会社Geolocation Technology（以下、弊社）は2020年12月の東京証券取引所 TOKYO PRO Market上場に続き、今年の9月に福岡証券取引所 Ｑ-Boardに上場いたしました。 弊社は、「独自の技術とノウハウを開発し、地域社会にとって価値のある新しいインターネットサービスを提供する」を企業理念として掲げており、この理念に基づき、インターネットユーザーの位置情報を活用した、効果的なウェブマーケティングを実現するサービスや不正アクセスを防止するサービスの開発・提供に取り組んでおります。ユーザは一般企業に加えて、官公庁にもご利用いただいております。また、昨年の9月に地方創生分野に向けた新規サービス（デジタルスタンプラリーツール「てくてくスタンプ」）をリリースし、地方自治体の観光促進等でご利用いただいております。

■上場を目指す中で起こったこと

2015年に上場を目指すため証券会社と上場コンサル契約を締結し、内部体制、コンプライアンス、ガバナンスなどの強化を始めました。IPOで目指すものと従業員との考えの違いに悩み、証券会社の進め方と内部の準備状況に四苦八苦することが数年続き、2018年には、両社ともに疲弊し準備は停滞してしまいました。弊社としては、IPOを目指す信念に変わりはなく、上場コンサル契約を別の証券会社に変更いたしました。証券会社変更後の2019年には、サービスが社会に認められ業績は上がっていき、2020年に無事上場までたどり着くことができました。変更後の証券会社には親身になってご指導をしていただけ大変感謝しております。

■営業活動の活発化、組織も全国に広がる

福証Ｑ-Boardに上場後は、九州・沖縄地域を中心に全国で地名度が向上したことで、弊社のウェブサイトへのアクセス数も2.5倍になりました。そのほかにも商談の成約率の向上、優秀な人材の採用、事業拡大のための資金調達などがしやすくなりました。上場前は人材募集をかけても、応募者は月に5人ほどでしたが、福証Ｑ-Board上場後は127人応募（内、6人採用）と大きく飛躍いたしました。なお、弊社は約2年前からテレワークを原則としておりますが、上場企業になったことで面接時に「弊社で働きたい」と言って下さる方が増え、結果として上場後に採用した社員の８割が静岡県以外の勤務になっております。福証Q-Board上場により得たメリットを最大限に生かし、今後も事業をさらに拡大していきます。


※「THE INDEPENDENTS」2022年1月号 P.16より
※冊子掲載時点での情報です