「「肌診断アプリ『HADABON』でパーソナライズド・スキンケア用品を提案」」

「肌診断アプリ『HADABON』でパーソナライズド・スキンケア用品を提案」

■顔写真から10次元データ分析で科学的に肌を診断

スキンケアをする際、購入したスキンケア商品が肌に効いているか、よくわからないことがあります。わからない理由は、私達の肌は日々変化し、商品が多く、肌の状態がわかる客観的データがないからです。これまで感覚で判断していた肌の状態を、これからは科学的根拠を示し、ケアができるようになればと考え、当社はHADABON事業をスタートしました。 肌診断アプリ「HADABON」は、スマホカメラで撮影した顔写真から、シワ、水分量、毛穴、肝斑、黒ずみなど肌の特徴をデータ化します。そして、10次元データの定量解析結果から、ユーザーの肌に合う化粧水や乳液を提案し、商品が定期的に自宅に届けられます。美容部員によるオンライン相談もあります。

■名古屋大学医学部と美容クリニックと共同研究

画像解析、データサイエンティストとして研究活動を行っている創業者と、元自動車メーカーのエンジニアと現役名古屋工業大学院生2名のアプリ開発者がタッグを組み、さらに、名古屋大学医学部附属病院 メディカルITセンターの助教にはサービス開発にご協力いただいています。実証実験では、ビューティークリニックにもご協力いただきました。先行予約者218人を獲得し、·その中18人のユーザーテスト結果では78％の方が、肌診断結果に満足し、50％の方が提案されたスキンケ商品に「欲しい」とお答えいただけました。

■国内と中国向けECサイトで販売

化粧品マーケットの市場規模は4,260億USドル、2030年には5,550億ドルになるといわれています。パーソナライズド・スキンケア商品は、来年度から日本でOEM製造し、国内向けおよび中国ECサイトで販売計画を立てています。MADE IN JAPANの技術力の高い製品をグローバルに展開し、日本経済の活力化に貢献します。

肌診断アプリ「HADABON」は11月中旬にβ版をリリースする予定です。HADABONビジネスモデル及び3Dフェイスラインの自動検出技術は特許出願中です。中国で成功を収めた後には、アジア地域に事業拡大していきます。


※2021年11月号掲載時点での情報です