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「即配型ネットスーパー 注文から10分で配達「OniGO」」

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【梅下 直也 氏 略歴】
生年月日:1977年4月3日
出身高校:横浜翠嵐高校
東京大学経済学部卒業後、三井住友銀行に入行し法人営業を担当。2009年ロシア三井住友銀行を設立。ロンドン駐在を経て、同行を退社。オンライン中古車取引仲介業カープライス(株)を創業し、楽天に売却。2019年キャピタルドライブ(株)を創業し、現職。2021年OniGo(株)を創業。


【OniGO(株)】
【設 立】2021年6月17日
【所在地】東京都渋谷区神南1-6-5
【資本金】2,000千円
【株 主】共同創業者ほか)
【役 員】(代)梅下直也
【事業内容】ダークストア事業
【売上高】N.A
【従業員】30名


即配型ネットスーパー 注文から10分で配達「OniGO」


■スマホで注文が入ると即ピックキング・梱包へ

当社は、スマホのアプリから、食料品や日用品をご注文いただいてから10分以内に配達するデリバリーサービスを行っています。来店可能な店舗を持たない、ダークストアと呼ばれる業務形態です。コロナ禍の影響や共稼ぎ世帯が増えていることもあり、ネットスーパーの利用者は増えてきました。しかし、一般的な宅配スーパーは、注文から配達まで平均3時間程度かかっています。当社は、すぐ欲しい、今欲しいというニーズに応えます。注文が入り次第、即商品を梱包し、ライダーに託し、商品は10分後には注文者の元に届きます。

現在の取り扱っている品目は1000点程度ですが、酒類免許を取得次第、お酒の取り扱いも始めていきます。




■「鬼速」で店舗展開へ

当社は東京学芸大前に1号店を今年の8月末にオープンさせました。今後は、「鬼速」で、比較的所得の高い方々の居住エリアに、2021年度に25店舗、2022年には100店舗出店していきます。店舗から半径1~2kmを配送エリアとし、小さなお子様のいる主婦を1stターゲットとしています。1週間先の献立を考えるのは大変、まとめ買いすると生鮮食品が傷み、食品ロスにもつながる、など多くのニーズがあるからです。

そして、当社は「ライダーファースト」を掲げています。登録ライダー数は現在約30人ですが、商圏拡大に付随して、ライダー数の安定確保に努めていきます。配達用の電動自転車の提供、ライダーが働きたいと思える職場環境を整備し、どこよりも儲かるしくみを構築し、社員に示したいと考えています。

■急拡大する市場で事業を「鬼速」で成長させていきます

食料品市場は約14兆円、ネット経由の食料品市場でも約4兆円の市場があります。アジアに急展開中で、去年日本に上陸したfoodpandaは初期投資30億円を集めるなど、Q-commerce*市場は急展開が予測されています。当社が今年の6月に事業開始の際に、資金調達面で既に5億円以上ご応募をいただきました。ビジネスの成功にはシステム開発も重要であり、我々は優秀なエンジニアの確保に引き続き努めていきます。

社会に目を転じると、食品ロス課題、エコ、働く人の処遇改善など社会課題があります。当社は、変化する社会ニーズや個人ニーズに応えながら、家族や大切な人と過ごせる時間の創出に貢献していきます。

注:Q-commerceとは、食品や日用品などを25分以内に配達する次世代の e-コマース


※2021年11月号掲載時点での情報です