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「セカンドキャリアとしての保育士づくり」

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【内田 隆嗣 氏 略歴】
生年月日:1978年11月15日
出身高校:米子東高校出身
2003年中央大学商学部卒業後、青山学院大学大学院入学。在学中、シドニー大・上海財経大へ留学。衆議院議員江﨑洋一郎事務所を経て、2006年米子市議会議員初当選、2011年鳥取県議選挙に当選。現在まで3期在任中。2013年当社設立。代表取締役を経て、現在会長を務める。

【クローバーホールディングス(株)】
設 立 :2013年3月11日
資本金 :2,000千円
所在地 :鳥取県米子市末広町311番地米子駅前ショッピングセンター4階
事業内容:保育施設の運営

<起業家インタビュー>

セカンドキャリアとしての保育士づくり


■堅調な保育事業の伸び

当社は、小規模認可、企業主導型、認証保育園、認可保育園の運営を行っており、鳥取、東京、神奈川、埼玉で保育事業を行っています。売上規模も10億円程度まできました。当社には、保育事業会社、人材育成、人材派遣という3つのセグメントがあり、保育士育成にも注力してきました。一般的な保育士育成との違いは「セカンドキャリアとしての保育士づくり」を行っている点です。

■女子サッカー選手と保育士キャリアの両立

当社は、クローバー米子フィオーレFCも運営しています。所属選手らは、なでしこリーグ加入を目指して日々練習に励み試合に出場するかたわら、保育園で働いています。このような珍しい活動になった背景は、まずプロ女子サッカー選手の収入が安定していないことです。強豪チームが鳥取にないため、育成人材の県外流出も当時は課題でした。そこで女子サッカーチーム結成の構想が持ち上がりました。
我々は、採用活動の中で、女子サッカー強豪校に保育士学科を抱える大学が多いことを知りました。そこで県外大学の保育士学科から有能な選手を「保育士のたまご」として迎え入れ、チームをつくることにしました。こうして選手にとってサッカーに集中できる環境が作られただけでなく、保育士のキャリアを積める環境が生まれたのです。

■アイドル活動とセカンドキャリア

保育士資格取得のノウハウを、次に「アイドル活動Xセカンドキャリアとしての保育士」へ展開します。東京都内にアカデミーを設立予定で、元トップアイドルを校長に迎える予定です。各学年350名、計1050名(通学コースは各学年30名=90名)規模のアカデミーで、アイドルをめざすために必要なトレーニングが行われ、短大の通信講座を受講すれば短大卒と保育士資格がとれます。夢追う若い女性が将来自立できるよう、また保育業界の発展に我々は寄与していきます。

※2021年7月号掲載時点での情報です