「AIでオンデマンド・リアルタイム便乗配車を実現」
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【松舘 渉 氏 略歴】
生年月日 : N.A 出身高校: N.A
青山学院大学理工学部物理学科を卒業後、2004年 ㈱アットウェア設立、取締役就任。2008年函館事業所設立、事業所長就任。2013年公立はこだて未来大学研究プロジェクトへ参画。2016年 ㈱未来シェア設立し代表取締役に就任。㈱函館ラボラトリの代表取締役も兼任。
【(株)未来シェア】
設 立 :2016年7月21日
資本金 :92,000千円
所在地 :北海道函館市美原2-7-21 万勝ビル1F
事業内容:AIを活用したオンデマンド型配車システムの開発提供
<起業家インタビュー>
AIでオンデマンド・リアルタイム便乗配車を実現
■AIと精度の高いデータ
当社は、AIを用いた便乗配車システム「SAVS(Smart Access Vehicle Service)」を提供しています。利用者はスマートフォンのアプリなどを使い、現在位置と目的地を申告します。システムが登録されているタクシーやバス等の車両の現在位置と移動経路を把握しており、新しい利用者による乗車申告により、効率的な配車ルートが再設定されドライバーに伝えられるしくみです。人だけでなく、食品や荷物も1台の車両に混載し、目的地まで運びます。日本全国の地方都市には、公共交通に不便さを感じている住民が大勢います。人口減により、乗客でなく空気を運んでいると揶揄される赤字バス路線問題、公共交通サービスの空白地帯問題、高齢化による運転手不足などの課題があり、便乗配車システムの活用場面がまだまだ多くあると考えています。
■ビジネスモデル
2001年から、産業技術総合研究所にてデマンドバス配車シミュレーションの研究が始まり、後に公立はこだて未来大学に引き継がれた研究が当社サービスの礎です。NTTドコモとの共同研究・開発を進め、SAVSの運航実験を全国の自治体や企業と共同で進めています。当社のターゲットは、自治体、タクシーそしてバス会社など、車両を用いて移動を伴うサービスを提供する事業者です。導入初期費用は50万円、そして月額費用は10万円から(基本料金は5万円で、車両台数に応じて調整)となっています。
■今後の展望
SAVSの導入により公共交通の効率がよくなれば、各自治体や事業者の車の保有数(すなわち運転者の数)も減らすことができ、結果、利用者にとって便利なだけでなく、ドライバー不足や都市渋滞の解消にもつながります。ドアtoドア、オンデマンドの配車を可能にする当社システムと、公共交通や固定路線の長所をくみあわせ、観光や日常の足(福祉・医療・健康増進)を利用者に提供できるしくみを進化させていきます。そのために、全国でシミュレーション件数を増やし、移動データの収集と分析・評価、各地の交通計画改善案のご提案を行っていきます。※2021年7月号掲載時点での情報です