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「果物の木のオーナーになれる「ファミリーツリー」」

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【安藤 仁希 氏 略歴】
生年月日:1994年1月18日
出身高校:興誠高校
大手自動車メーカー関連会社で物流生産管理業務に従事。退職後、オーストラリアで自然や農業に魅了され、帰国後は果樹園に勤務。果樹園農家の経営課題を知り、ウェブマーケティング会社に就職しノウハウを習得。「農家を救い、国産果物を次世代につなぐ」ため、2020年起業。

【ファミリーツリー(株)】
設 立 :2020年1月24日
資本金 :5,995千円
所在地 :東京都港区芝2-23-15 1F
事業内容:果樹園のマイクロオーナーサービスbr>

<起業家インタビュー>

果物の木のオーナーになれる「ファミリーツリー」


■産直果物が身近に

個人や法人に1本の果樹のマイクロオーナーになっていただくと、年に4~5回の収穫体験や、オーナーになっている果樹から採れた果物や加工品を受け取るしくみを提供しています。そして、果樹を日々世話をしている農家から毎月レポートが届き、一緒に果樹の成長を楽しんでいただけます。
果樹は、有田みかん、宮古島のマンゴー、愛知や静岡の次郎柿、岡山の葡萄などがあります。みかん1本あたり25,000円(税別)、マンゴーなら50,000円(税別)でオーナーになっていただけます。オーナー期間は1年単位です。例えばみかんの木のオーナーには、みかん20Kgと加工品みかんジュース3-6本、マンゴーの木のオーナーには、マンゴー5kgと冷凍マンゴー1kg(※台風により収穫できない場合は冷凍マンゴー7kg)が宅配でご指定の場所に届きます。

■オーナーの楽しみ方

私は、果樹農家でワーキングホリデーをしていた時に、このビジネスを思いつきました。例えばファミリーオーナーでしたら、お子さんやご友人と一緒に収穫体験を楽しんでいただけます。果樹の成長を見守っていただくことでお子さんに食育を提供できる側面があります。
デザートを取り扱うカフェやケーキ店の方にオーナーになっていただいた場合は、顔の見える農家から直接仕入れた新鮮な果物を顧客に提供でき、付加価値をPRできます。法人オーナーの場合は、社員向けの福利厚生として、IR活動や国連SDGsへの関わりを持つ機会としてお役立ていただけます。

■今後の展開

ファミリーツリーに参加いただく果樹農家には収益の安定化が図れるとともに、通常の流通と違い、果物をSMLサイズに選別する手間がなくなるというメリットがあげられます。
現在ファミリーツリーは数百のオーナーにご利用いただいています。当社は、オーナー同士が物々交換できる2次流通コミュニティーの構築を構想中です。ユーザー数の拡大を図り、さまざまな果物のオーナーになれるプランをご用意し、サービス改善を図ってまいります。

※2021年7月号掲載時点での情報です