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「100人の熱狂ファンが1アーティストを支える~『HACKK TAG』」

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【寺本 大修 氏 略歴】
生年月日1984年2月3日 近畿大学経営学部卒業。 NTT西日本で新規事業開発担当として新サービス開発に従事し、O2O、FinTech関連サービスの事業化を経験。その後、大学で学生起業家育成、複数社の法人設立を支援。2019年1月から箔押し印刷会社を事業承継。2020年7月に同社設立。8月にOSAP(大阪市アクセラレーションプログラム)採択される。

【(株)IDEABLE WORKS】
設 立 :2020年7月
資本金 :1,000千円
所在地 :大阪府大阪市生野区4丁目5番1号
事業内容:アーティストを支援するサブスク型ファンサービス(HACKK TAG)の開発・運営

<起業家インタビュー>

100人の熱狂ファンが1アーティストを支える~『HACKK TAG』


■スーパーファンから継続支援を得る

世界的に有名な『WIRED誌』の創刊編集長ケヴィン・ケリー氏が唱えた「1,000人の本当のファンを作れば、どんな仕事でも成立する」という言葉に出会い、サブスク型クラウンドファンディング会員制ファンサービス「HACKK TAG」を作りました。日本版かつ対象がアートということで、100人の小さくて強いファン経済圏にこだわりました。 100人のスーパーファンは、支援金を1アーティストに対して毎月振込みます。アーティストはHACKK TAGを通じて自分を応援してくれているスーパーファンだけに、ファン交流や制作プロセスなどの限定コンテンツ(ギフト)を提供します。

■HACKK TAGの強み

アーティストやアーティスト作品に関連するオリジナル商品や体験が、限定クローズドチャットやSNSを介したアーティストとファンの交流から企画され、スーパーファンの「欲しい」をカタチにし、EC機能を通じて提供されます。  アーティストの発掘を当社に所属するソーシャルキュレーターが行います。スーパーファンとともに、アーティストの魅力をプロデュースし、アーティストの作品はソーシャルギャラリー機能やPodcast配信(既に50話以上)を通じて伝えます。  現在HACKK TAGには、15名のアーティストと102名のファン(その内34名がスーパーファンで、おひとり平均1,300円/月の支援)にご利用いただいています。

■デジタルアートで広がる世界

アート市場はデジタル作品の登場で広がりをみせています。デジタル作品は、NFTによって代替不可能な資産として管理できるようになりBtoC-ECで扱えるようになりました。これによりアーティストがデジタル作品売買をしやすくなり、コピー&ペーストでフリーライドできない)ようになっていきます。当社はギャラリーや商業施設とのコラボも増やし、アーティストの発掘及び支援と、新しいファンを獲得していきます。

※2021年5月号掲載時点での情報です