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「業界や地域の発展に新風を届ける保育DX」

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【柏木 陽佑氏 略歴】
生年月日:1979年10月9日生
出身高校:徳島県立富岡西高校
ワシントン州立セントラルワシントン大学コミュニケーション学部卒業後、2004年米国
シアトルのJapan pacific publication 記者を経たのち、2005年 株式会社ジオスに入社。同社 東京・神奈川地区エリアマネージャーとして活躍。
2011年 株式会社リノヴェを設立し代表取締役就任。組織経営強化のため、本年4月から再び柏木氏が代表取締役に再就任。
2020年12月社名および組織変更。

【(株)リノヴェ】
設 立 :2011年3月22日
資本金 :104,900千円
所在地 :徳島県阿南市宝田町川原15-5
事業内容:保育所の運営、事業所内保育所及び学童保育施設の受託運営、保育所及び幼児教育施設のコンサルティング
従業員数:210名

業界や地域の発展に新風を届ける保育DX


■創業の経緯

私の実家のある那賀町は阿南市と隣接しており、消滅可能性自治体ワースト10の町で、当社の事業の成長と共に将来故郷に錦を飾ることが出来ればという想いで2011年に創業し、前職で経験のあった英会話教室を企業社員向け研修に注力し事業を成長させてきました。
私の母は保育園を運営しており教育事業には元々関心があり、英語と保育を組み合わせた事業所内英語保育園をつくり好評だったので事業化に踏み切りました。 弊社は保育園に対するコンサルティングと企業型保育園の運営受託を行っています。全国で20保育園(直営、運営受託)や開所支援を行っており、今後も増加見込みです。幼少期からのバイリンガル教育のニーズの高さと外国人居住者も増えていることもあり、英語による保育ニーズも高く、また保育士を対象としたオンライン英語研修事業も堅調です。

■プログラミング早期教育提供やDXによる保育の質の向上をめざす

2020年度からの小学校でプログラミング教育必須化の流れも受け、弊社では4歳児以上には英語でScrathJr(米国発子供向けプログラミング言語)を用いてプログラミング教育もはじめています。  ウエアラブルIoT技術により乳児や幼児の心拍数や体温データーの収集により、事故や発病のアラートを検知していくことをミツフジ社と共に進めています。

■事業マイルストーン

保育士の待遇改善による離職者数の抑制や、自治体の保育所運営費用の捻出課題への対応として、弊社は企業版ふるさと納税のしくみを活用し、企業にとっては広告宣伝やIR活動として、また保護者にとって保育費の軽減モデルを描いています。  また大量購入したKodomoタブレット(仮称)構想では、子供達はタブレットで英語やプログラミングの学習、そこに広告を出したスポンサーから提供されるポイントを、園の関係者や保護者が、良い保育を心掛けた保育士に対して投げ銭サービスへと転換し提供するなど、新しい保育の試みを提言し続けます。

※2021年5月号掲載時点での情報です