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「借りながら持ち家にする賢い選択『家賃が実る家』」

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【森 裕嗣 氏 略歴】
生年月日:1974年1月10日
大学卒業後、都内の不動産デベロッパーに勤務し、2005年に都内で不動産会社を設立。2006年妻の故郷である秋 田県にて不動産建設会社を経営。2012年「0円賃貸」全国ネットワーク展開開始。2019年家賃が実る家をメイン事 業として(株)Minoru設立、代表取締役就任。

【(株)Minoru】
設 立 :2019年9月30日
資本金 :127,500千円
所在地 :東京都渋谷区神宮前4-26-28 2階
事業内容:譲渡型賃貸住宅事業

<起業家インタビュー>

借りながら持ち家にする賢い選択『家賃が実る家』


■譲渡型賃貸住宅「家賃が実る家」

「家賃が実る家」とは、家賃を支払い続けると、最後には家賃が実り「マイホーム」になるという新しい住宅取得の仕組 みです。入居者が確定した新築戸建て案件と賃貸住宅オーナーをマッチングし、オーナーにとって魅力的な投資物件を 提供します。従来のモデルに対し、賃借人・投資家のメリットは以下となります。

賃借人のメリット:既存の住宅ローン制度では対応しきれなかったフリーランスや個人事業主の方でも利用可能です。 賃貸でありながら、住みたい地域・住みたい間取り・インテリアも自分好みに設計することができる点も特徴です。但 し入居して5年間は解約違約金が発生します。2020年12月時点で、9,300名の方から登録をいただいています。

投資家のメリット:原則家賃変動および空室リスクがなく、長期的に安定した利回りの不動産投資が可能です。また、賃貸人へ所有権を移転する以外にも、徹底したリスク分析からエリア選定を行っており、一定の売却益を確保しています。当社独自システムによる建築受注コストの圧縮も高い収益性に貢献しています。

■譲渡型賃貸住宅を活用したスキーム

「家賃が実る家」のモデルを活用した新たなスキーム開発にも力を入れています。一つは「マイホームをもらえる会 社」として、導入企業がオーナーまたは賃借人となり、福利厚生として従業員に提供する形態です。二つ目に「マイホー ムがもらえる自治体」として、自治体が借上げた住宅を提供し、地域企業と職住一体で移住定住を促進する新しい官民 連携事業があり、既に宮城県大郷町で試みを開始しています。また、クラウドファンディングを活用し、オーナー持分を 小口化するスキームも準備を進めています。
これらスキームは、賃借人や投資家へのメリットだけでなく、人口減少に悩む自治体や全国の企業にも貢献できる 社会貢献性の高い投資であると考えています。「マイホームを持つ自由をすべての人に」提供しながら、地方や日本の 未来への投資を活性化していきます。

※2021年4月号掲載時点での情報です