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「ジャフコOBクラブ」

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【國本 行彦】
1960年8月21日生。
東京都立志村高校卒業。
1984年早稲田大学法学部卒業後、日本合同ファイナンス(現・JAFCO)入社。
2006年1月5日(株)インディペンデンツ(現(株)Kips)設立、代表取締役就任。
2015年11月9日 特定非営利活動法人インデペンデンツクラブ 代表理事就任(現理事)


私はジャフコを卒業して15年経ちます。ジャフコOB会という団体はありませんが、ベンチャー業界にいると毎日のようにジャフコ出身者に会います。ベンチャーキャピタルはもちろんですが、事業会社・証券会社・大学関係・自治体関係などで、ベンチャー支援やIPO支援に関わっているジャフコOBが沢山います。先日のインデペンデンツクラブでは同期入社の小瀧くんに久々に会いました。ジャフコ時代はIPOコンサルタントだった彼はそのキャリアを活かし現在はある上場企業の執行役員になっています。

ジャフコにお世話になった21年のうち大半を私は地方のベンチャーへの投資活動に携わりました。広島支店3年、関西支社6年、中部支社2年だけでなく、東京本社でも群馬県など地方企業の新規投資開拓を担当しました。新卒大量採用が始まった私の同期16名多くが地方支店に配属されました。当時東京でもIPOが数少なかった時代、「株式公開(IPO)とはなにか」を一から説明してきました。日本合同ファイナンス(現ジャフコ)の社員たちは、IPOを啓蒙推進する同志として強い絆がありました。

昨年末、豊貴社長に招待され初めてジャフコ本社の忘年会に参加しました。同期には定年延長する人、転職した人、様々ですが、多くはベンチャー業界に関わっています。ベンチャー業界も東京一極集中が進んでいますが、起業家だけでなくベンチャー支援のプロフェッショナルも地方で活躍してほしいと思います。

※「THE INDEPENDENTS」2020年2月号 - p30より