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「会計に関わる人件費を0に」

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【小林 祐太 氏 略歴】
生年月日:1984年2月20日 出身高校:静岡県立焼津中央高校
2008年千葉大学大学院修了後、三菱UFJ銀行入行(金利トレーダー)。新生銀行、静岡銀行を経て、スムージー・コールドプレスジュース専門店「So Juice」を創業。2019年当社設立、代表取締役就任。


【株式会社ゼロレジ】
設 立 :2019年8月9日
資本金 :4,000千円
所在地 :静岡県静岡市葵区呉服町2-5-6地下1階
事業内容:セルフレジシステムの開発販売
従業員数:1名



会計に関わる人件費を0に


■創業経緯

 私は大学卒業後、三菱UFJ銀行に就職し、金利トレーダーとして勤務していました。銀行員時代から独立を視野に入れており、新生銀行、静岡銀行を経て2016年にフレッシュジュース専門店.「SoJuice」を立ち上げ、現在は静岡市内で2店舗を運営しています。実際に飲食店を経営する中で、人件費が経営を圧迫していることを痛感しました。そこで、サービスの質を維持しつつ人件費を削減するソリューションとして、セルフレジシステムの導入にたどり着きました。設立にあたっては、中小企業庁が全国に設置する経営相談所「よろず支援拠点」の支援を受けました。

■タブレット型セルフーオーダーPOSレジシステム『0レジ』

 当社の開発する 『0レジ(ゼロレジ)』は、来店客が注文時にタブレット端末を操作してメニューを選び、LINE PayやPaypayといったQRコード決済で会計を行う仕組みです。現金払いも可能で、今後はクレジットカードや電子マネー決済にも対応していく予定です。売上はリアルタイムで管理でき、メニューの登録や売り切れ表示なども、管理画面上で簡単に行えます。一般的なセルフレジ端末の導入費用は1台当たり数百万円とされますが、『0レジ』は注文用・管理用のタブレット端末2台の機器代金と月額1万円程度の利用料のみで導入が可能で、主に中小・小規模の飲食・小売店での利用を想定しています。中でも商品などの受け取りと同時に代金の支払いを行うキャッシュオン形式の店舗での利用に適しています。

■今後の事業展開

 全国に42万店以上存在する飲食店のうち、当社がターゲットとする都度会計・先払いの小規模飲食店は約13万店舗、年間で156憶円以上の市場規模を有しています。近隣の店舗での試験導入が開始しており、2019年秋にサービスリリースを予定しています。静岡県・静岡商工会議所と協力しながらまずは地元・静岡での導入を拡大していきます。2023年までに契約数1,000突破を目指し、事業を拡大します。

※2019年10月号掲載時点での情報です