「遊休地と移動型店舗を繋ぎ、双方に新たな価値を提供します」

遊休地と移動型店舗を繋ぎ、双方に新たな価値を提供します

■空き地や駐車場などの遊休地とキッチンカーをマッチング

　当社は街に溢れる駐車場などの遊休地を当社が借り上げ、フードトラック（キッチンカー）やコンテナ店舗を誘致する「シェアリングストア」サービスを展開しています。土地オーナーは利回りのアップ、借主（出店者）は優良立地に低コストで出店することができるメリットがあります。
　近年、初期投資の少なさや営業コストの低さなどからキッチンカー等の移動型店舗が急増していますが、安定的に売り上げを作ることが出来る出店場所を確保する仕組みが整備されていないため、事業者が出店場所を確保できずに頓挫してしまうケースが多数見受けられます。私自身が前職で培ってきた店舗転貸事業のノウハウを活かして繋がりのある地主様を開拓するとともに、飲食業界に持つ広いネットワークと3,000を超える事業者リストを活用し、よりフィットした遊休地と出店者のマッチングを増やします。

■様々なジャンルの人気の飲食店がフードトラックで登場する「AKINAI銀座プロジェクト」

　2018年11月にスタートした「AKINAI銀座プロジェクト」は、都心の遊休地に多種多様なフードトラックが出店し、昼は“繁盛店が入れ替わるフードコート”夜は“フードトラック横丁”としてオフィスワーカーや観光客などに飽きない食の楽しみを提供しています。「東京餃子楼」や「麺処ほん田」など、実店舗がグルメサイトなどで高い評価を受けている事業者にフードトラックとして初出店していただいています。今後は提携企業と協力しながら都内のみならず全国主要都市でＡＫＩＮＡＩプロジェクトを展開し、地方の有名店の都心への出店や、都内の繁盛店の地方への展開を促進していきます。

■今後の事業展開

　「AKINAI銀座プロジェクト」の展開によって、出店用地の提供者・出店希望者双方のお声がけが増加しています。資金調達を実施し、営業体制の強化とホームページ・集客サイトの開発に向けた人材の増員を検討しています。土地の仕入れはデベロッパーや地場の不動産業者に限らず各案件のフランチャイジーとも連携し、効率良く遊休地を取得します。ライフスタイルが多様化する中で、近い将来ニーズのある場所へ店舗が移動して営業することが当たり前になる時代が来ると思っています。そのためにも、いち早くフードトラックの出店インフラを築き、移動店舗の歴史をつくっていきます。

※2019年7月号掲載時点での情報です