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「多様なファッション体験を実現するECアパレルプラットフォームを運営」

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【片山 裕太 氏 略歴】
1983年生まれ。作陽高校出身。茨城大学工学部卒業後、(株)ベイカレントコンサルティング、(株)山田養蜂場を経て、前身となるem-Agency(個人事業)を創業し現在に至る。

【株式会社paintory】
設 立 :2015年3月16日
資本金 :61,084千円
所在地 :岡山県津山市元魚町60-2
事業内容:カスタマイズアパレルサービス『paintory.com』の運営
従業員数:12名



多様なファッション体験を実現するECアパレルプラットフォームを運営



■初期費用ゼロでプライベートブランドを始められる『paintory』

 『『paintory』は、誰もが簡単にオリジナルデザインのアパレルを制作・販売できるウェブサービスです。制作した洋服にはブランドのオリジナルタグがつき、1着から販売することができます。現在のユーザーはオリジナルデザインのアパレルを販売したいイラストレーターやデザイナーのほか、自身のファン向けにグッズを販売するYouTuberやモデル、インスタグラマーなどが中心です。2017年11月にサービスをリリースしてから1年4か月が経過し、2019年3月の登録ユーザー数は14,000人を突破し、月間の販売着数は約2,000着・売上は約750万円に上ります。

■商品の企画から発送までをワンストップで提供

ユーザーの商品が購入されると、当社はTシャツや帽子などの無地のアイテムを提携業者から受注生産で仕入れ、自社工場で図柄のプリントを行います。完成した商品の発送は全て当社が行い、ユーザーが設定した販売価格の一部を受け取るモデルです。オーダーが入った分だけを製造するため、ユーザーは在庫を抱えるリスクはありません。商品の企画から製造、発送まで全てを自社のネットワークで対応できるため、柔軟かつスピーディーにエンドユーザーまで商品を届けられる点が特徴です。

■今後の事業展開

 現在、当社はユーザーに提供する衣類のプリント加工のみを行っていますが、今後は生産の内製化を進めます。繊維産業が盛んな岡山の土地柄を活かしてネットワークを構築し、高品質ながら低コストで商品を提供していきます。『paintory』オリジナルアイテムを提供することで、より多様な商品を型紙や生地の部分から自由にカスタマイズすることが可能になる予定です。岡山に根付いた雇用の創出とサービス運営体制の構築を進めながら、IPOを視野に入れて事業を拡大していきます。消費者が洋服を買って着るだけでなく、作って着る、作って売るというファッションの新しいプラットフォームとして成長を続けます。



※2019年5月号掲載時点での情報です