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「建築業界の新しいワークスタイルを創造する」

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【森下 敬司 略歴】
1981年岡山県生まれ。岡山県立総社南高校出身。名古屋工業大学大学院卒業後、大成建設(株)に入社し、設計本部でオフィス、複合施設等の設計に携わる。大成建設を退社後、(有)デクーンの通信販売部門統括としてフィッシングウェア専門のオンラインショップ4店舗を運営。2013年に前身となるスタジオアンビルトを設立し、建築デザイン分野のクラウドソーシング事業を開始。2017年6月当社設立、代表取締役に就任。一級建築士。

【スタジオアンビルト株式会社】
設 立 :2017年6月1日
資本金 :74,500千円(準備金含む)
所在地 :愛知県名古屋市中区2-11-13
事業内容:建築設計クラウドソーシング、注文住宅間取り作成サービスの企画開発
従業員数:5名



建築業界の新しいワークスタイルを創造する



■建築業界におけるインターネットの活用

 私は、前職の建設会社で建築士として実際に建設業界で設計に携わる中で、設計者の厳しい労働環境や一般人と建築専門家の接点の少なさ、建築のノウハウや知識の豊かな個人が能力を発揮する機会の乏しさなどを肌で感じてきました。そこで、インターネットを活用した建築設計の新しいプラットフォームの必要性を感じ、当社を設立しました。現在は2つのウェブサービスの運営を通して、これまでの問題を解決するだけでなく、新しい建築サービスを生むことや、一人ひとりのつくり手の力を最大化することを目指しています。

■建築専門クラウドソーシング『STUDIO UNBUILT(スタジオアンビルト)』

 2014年にスタートした『STUDIO UNBUILT』は、建築図面やパース、設計プランの作成などの仕事をオンラインで全国の建築系デザイナー・エンジニアに依頼できる設計事務所・工務店向けサービスです。3,500名を超える専門家が登録する日本最大級のプラットフォームになっています。依頼者は登録、依頼、発注をすべて無料で行うことができ、決済や請求書の発行などもサイト上で一気通貫で行うことが可能です。忙しい時だけ必要な専門家に業務を依頼することで人件費を削減できるだけでなく、自社にないスキルを外部人材の活用で補うことで、他社との差別化を図ることができます。

■注文住宅の間取りをスマホで作成する『madree(マドリー)』

 注文住宅で建てる際、間取りの作成には長時間の打ち合わせが必要であり、小さな子供のいる子育て世代にとって大きな負担になっていました。さらに、それだけ労力をかけても約95%が間取りに不満があるというデータがあります。(日経ホームビルダーより)『madree』では、スマートフォンで要望を入力するだけで、『STUDIO UNBUILT』に登録しているプロの建築家・デザイナーがライフスタイルや環境を考慮して質の高い間取りを作成します。また、作成した間取りで家づくりをスタートしたい方には、信頼できる提携ハウスメーカーや工務店を紹介します。2018年7月31日のリリース以来利用者数は順調に増加し、公式Instagramのアカウントは数ヶ月で3万フォローを突破しました。今後は5年後に年間10万人の新規利用を目指して対象エリアの拡大と顧客獲得を進めていきます。

※掲載時点での情報です