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「ITツールを活用して介護施設探しを時短・最適化」

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【川原 大樹 略歴】
1987年7月13日生まれ。明徳義塾高校出身。神戸流通科学大学卒業後オーストラリアに留学、帰国後2012年4月甲友会カネディアンヒルズ老人保健施設にて介護職に従事。2015年8月(株)JCS取締役に就任、同時に医療法人大有会井上病院地域医療推進課(医療ソーシャルワーカー)課長として従事。2016年(株)CS専務取締役に就任、「訪問看護ステーション結い」を創設。2017年10月平山流石と共に当社設立、代表取締役CEO就任。

【株式会社KURASERU】
設 立 :2017年10月1日
資本金 :3,000千円
所在地 :兵庫県神戸市東灘区向洋町中6-9 神戸ファッションマート8F
事業内容:医療ソーシャルワーカー/ケアマネジャーのための介護施設マッチングサービスの提供



ITツールを活用して介護施設探しを時短・最適化



12月12日兵庫インデペンデンツクラブの様子


■医療業界の抱える情報格差問題

当社は退院調整支援サービス『KURASERU(クラセル)」の企画・開発・提供を行っています。入院患者が退院した後介護施設に移る際、病院の医療ソーシャルワーカーが入居先を探しますが、IT化の遅れている医療業界では、施設と病院のやり取りは未だに電話やファックスで行われています。神戸市の470の介護施設では毎月約1000の空床が生じる一方で入居希望者約600人のうち半数程度が情報のミスマッチが原因で入居できずにいるという状況があります。私たちはITの力で病院と施設の情報を繋ぎ、このミスマッチを解消します。

■医療ソーシャルワーカー/ケアマネジャーのための介護施設マッチングサービス

私自身のカスタマーサポートでのマネジメント経験や様々なアプリの受託開発によって蓄積されたノウハウを活かして使いやすい管理画面のUIを設計しており、チャットボット作成が未経験のユーザーでも導入・運用しやすい環境を整えています。構築したチャットボットはWebサイトやアプリへの埋め込み、LINEやFacebookページへの連携などが可能で、ECサイトのカスタマーサポートや社内向けのヘルプデスクなど様々な場面で活用されています。

■BPOサービスによるフォローアップ

導入後のアクティブ率をカバーするため、有資格者ソーシャルワーカーで構成されたカスタマーサクセスチームによる施設・病院のフォローを行っています。時には直接施設や病院に赴いて入居希望者と面談を行い、サービスの利用施設探しをサポートします。

■医療業界における一大プラットフォームを目指す

神戸市をモデルケースとして全国展開を進めており、国内5エリアで計画が進行中です。現在はフリーミアムモデルを取っていますが、今後は病院側には月額制のサブスクリプションモデル、施設側からは紹介料を受け取るモデルでの有料化を進めます。現在は病院と施設間のマッチングが中心ですが、来年には病院と病院を繋ぐサービスの展開を検討しており、さらなる医療情報の集積を図ります。将来的には「KURASERU」を医療業界におけるGoogleのような一大プラットフォームへ成長させ、病院・施設・患者を繋ぐなくてはならない存在になることを目指します。