「建物改修のノウハウを活かして屋上空間に新たな価値を与える」

建物改修のノウハウを活かして屋上空間に新たな価値を与える

11月13日福山チャレンジ企業セミナーの様子

■高い防水技術を活かしたリノベーション事業

当社は設立以来20年以上にわたって学校や病院、ホテルなどの特殊建築物を対象とする改修・改装・補強等のリノベーション事業を行ってきました。社内では主に調査診断・デザイン・施工管理を担い、現場作業は委託で行っています。公共施設の民営化、ホテル、医療介護施設の改修需要の増加を背景に既存のリノベーション事業を中心に業績を拡大させ、加えて新規事業として屋上防水実績と宅建業を融合させた屋上運用事業、中高層建物の改修ノウハウと宅建業を融合させた不動産再生事業を行い、相互のシナジー効果により成長を加速させることを目指しています。

■余暇や物流へ 高まる屋上スペースの需要

屋上スペースはこれまで効果的な運用がされてきませんでしたが、空中農園や屋上バーベキュー、天体観測など余暇利用のための活用価値が幅広く存在しています。さらに屋上空間に物流用ドローンポートを設置し、ECの爆発的な拡大による貨物の増加や人手不足による運送手段の不足といった物流業界の抱える問題に貢献することも期待されています。中でも当社の位置する瀬戸内海エリアには離島が無数に存在するため、ドローン需要は特に高いと言えます。

■新規事業の拡大とIPOを目指す

2019年から新規事業を本格的に開始します。屋上運用事業では、これまでの多数の屋上防水工事の実績を活かしてノウハウを積み重ね、宅建業とのシナジーにより、建物のオーナーからの借上、利用者への仲介手数料や利用料の徴収ビジネスなどを展開させていきます。不動産再生事業では中古物件の調査・診断から買取り、リノベーション工事までをノンストップで行い、運用あるいは転売を行います。建設業では人材不足が深刻化しており、当社でも機会損失が生じている現状があります。3～4年後のIPOによって優秀な人材を集め、既存のリノベーション事業のエリア拡大と新規事業の展開を加速させていきます。