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「札幌の夜空とともに極上のジンギスカンを提供」

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【前川 裕一氏 略歴】
1971年4月18日生まれ。札幌手稲高等学校出身。札幌大学卒業後、UCC上島珈琲(株)、(株)トーモク、(株)GICを経て、2005年4月当社設立、代表取締役就任。

【株式会社ブレンドワークス】
設 立 :2005年4月1日
資本金 :10,000千円
所在地 :札幌市中央区南3条西3丁目三信ビル5階
事業内容:ジンギスカン専門店を4店舗運営



札幌の夜空とともに極上のジンギスカンを提供



2018.10.16北海道インデペンデンツクラブの様子

■ジンギスカン専門店「夜空のジンギスカン」の運営

 現在は4店舗を展開しています。2005年にオープンした1号店はビルの10階に位置し、ガラス張りの店内から美しい札幌の夜景が見えることにちなんで「夜空のジンギスカン」と名付けました。オーストラリアやアイスランドの外国産ラムの他に貴重な北海道産の生ラムも提供しています。

■空中店舗の特性を活かしたコンセプト

 近隣の店舗はカウンター席の路面店が中心です。回転率が重視され、顧客は食事を済ませた後はすぐに帰っていました。一方私たちは家族連れや観光客、接待向けに特化し、テーブル席や個室席でじっくりと食事を楽しめるスタイルをとっています。空中店舗は路面店舗より賃料が大幅に安い反面、客からの視認性が悪く集客に苦労すると言われていますが、他店との差別化により初年度から売上5000万円を達成し、翌年には同じビルの9階に2号店を出店しました。1号店では生ラムジンギスカン、2号店では味漬けジンギスカンを中心に提供しており、異なるメニューを提供することで、リピート客の呼び込みに成功しています。

■すすきの中心エリアにドミナント出店

 札幌には250店舗のジンギスカン店がありますが、当社はその中でもすすきのエリアの100m圏内に集中して出店しています。大通りに看板を設置し、当該エリアでの知名度も高まってきました。高付加価値を目指しているため人件費や原価は高い傾向にありますが、空席のある他店舗へ客を誘導し、回転効率を上げることでカバーしています。

■今後の事業展開

 現在の当社の売上の半分が観光客によるものですが、そのうち外国人観光客の割合は未だ1割程度です。拡大するインバウンド需要を取り込むことで売上増を見込んでいます。2019年中に5号店を出店し、すすきのエリアにおけるブランドを確立して年商5億円を目指します。将来的にはセントラルキッチンを設立し、品質を維持しつつ札幌市内や東京、大阪へのエリア拡大を検討しています。家庭でもジンギスカンを楽しめるよう通販を全国展開し、事業拡大と全国的な認知度向上を進めます。北海道ならではの食文化として、ジンギスカンの魅力を日本、世界に広めていきます。