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「24時間運営のコールセンターによる高齢者・在宅医のサポート」

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【古賀 功一氏 略歴】
1982年生まれ。筑前高校出身。福岡大学卒業後、福岡の外郭団体で勤務し、その後2008年NPO法人在宅医療サポート協会の設立と同時に転職。コールセンター事業に関わり、自治体や医療機関との交渉、コールセンターの運営全般を約10年間行う。NPOでの経験を活かし、「事業で社会貢献を目指す」をテーマに(株)あんしんサポートを設立。

【株式会社あんしんサポート】
設 立 :2017年5月12日
資本金 :53,250千円
所在地 :福岡県福岡市城南区飯倉1-6-25
事業内容:コンタクトセンター事業(高齢者見守り・安否確認・緊急通報)、メディケア事業(医療機関・介護施設のオンコールサポート)他



24時間運営のコールセンターによる高齢者・在宅医のサポート


9月28日九州インデペンデンツの様子


10/1更新予定

■自治体と提携した高齢者見守りサービス

 2008年5月に設立したNPO法人在宅医療サポート協会の活動を引き継ぎ、当社を設立しました。自治体・個人ユーザーを対象として、看護師や介護士などの資格を持つスタッフによる24時間応答可能なコールセンターを運営し、高齢者の緊急通報・相談通報・安否確認を行っています。この見守りサービスは10年間で自治体21か所、医療機関131件、のべ7000人もの市民に利用されてきました。

■安否確認サービスを通して高齢者の入居を促進

 2017年5月にスタートしたシニアあんしん住宅『まごころ』のサービスでは、高齢者に対して定期的に音声ガイダンスの電話をかけ、結果をご家族にメールで配信します。利用者からの問い合わせには24時間対応の窓口を設置しており、いつでもお手持ちの電話で相談することができます。
 
 これまでは孤独死による事故物件化というリスクがあったため、不動産管理会社は高齢者の賃貸物件への入居を受け入れづらいという課題がありました。このサービスによって孤独死を水際で防ぐことで高齢者の入居を促進し、少子高齢化による空室問題にも貢献します。

■ 在宅医療ドクターの24時間体制を支援

 見守りサービスで培ってきたコールセンターのシステムを応用し、高齢者向け在宅医療クリニック向け夜間・休日コール受付サービス『メディカル・サポート』を展開しています。このシステムでは患者や家族からの緊急連絡および訪問看護ステーション、調剤薬局などからの問い合わせを要件ごとに切り分けて、すぐに診療が必要な場合は直ちに医者へ連絡します。不要不急の問い合わせの場合は翌日まとめて日報を送付することで、院内での情報共有にも繋がっています。

■ 今後の事業展開

 社員に代わって離れて暮らしている両親への定期的な安否確認を行うことで、優秀な人材の介護離職を防ぐ「おやのことサポート」事業を2018年8月にスタートしました。時代に合った新しい福利厚生の形として企業への導入を進めていきます。2020年には65歳以上の高齢者が3000万人に達する高齢化社会の中、一人でも多くの方々が住み慣れた我が家で安心して暮らせるような社会の実現を目指して、事業を進めていきます。