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「九州大学起業部セッション」

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九州大学 学術研究・産学連携本部
ベンチャー創出グループ 准教授 熊野 正樹 氏

富山中部高校、同志社大学商学部卒、同大学院商学研究科博士課程後期退学。博士(商学)。北陸銀行、コンサルティング会社、TV番組制作会社、IT上場ベンチャーを経て2005年に起業。同志社大学商学部講師、崇城大学総合教育センター准教授を歴任。2016年6月より現職。福岡市国家戦略特区指定法人評価委員会委員長。一般社団法人QUVentures 代表理事。2017年6月九州大学公認の「起業部」設立。



メドメイン株式会社(吉田 起基 氏)

「Deep Learningによる病理画像診断ソフト『Omega』」

九州大学医学部・九州大学病院との連携の下、スーパーコンピューターによって病理画像診断ソフト『Omega』を開発。独自のDeepLearning技術により超高精度の診断を実現。迅速に診断・解析を行い、病理診断を効率的に行うことができる。病理医は全国的に不足し、市中の病院が診断を大病院に依頼すると、結果が出るまでに数週間かかる。このソフトがあれば、どの病院でも診断でき、結果も短時間で得られる。現在、α版の開発をおこなっており、2018年末までには病院での試験運用を開始する予定である。


チーム名:PLACTHICS(田村 幸大 氏)

「今まで誰もやってこなかった浅海底事業を開拓する」

水深約200mまでの浅い海域の地形を、浅海底マップ+Photogrammetry技術によってVR上で再現することに成功。CGによって魚や生物も実装し、実際の海中を最大限にリアル化することで、VRによっていつでもどこでもダイビングの疑似体験ができるようになる。2019年3月にα版、9月にβ版を完成させ、地方自治体やVR等のコンテンツ会社とのタイアップを計画している。起業後は、浅海底事業のパイオニア、市場の開拓者として、世界を牽引する企業を目指す。


チーム名:NOVIGO(石濱 航平 氏)

「注射ワクチンに置き換わる貼付剤型ワクチンシール」

「医療を身近に、感染症リスクのない世界を目指す」という理念のもと、注射ワクチンに置き換わる貼付剤型ワクチン、ワクチンシールを開発。ワクチンシールは既存のワクチンと既存のシール化製法を用いているため、新薬の開発と比べ臨床がやりやすく認可までの期間を短縮することができる。皮膚浸透が緩やかであるという特徴を持ち、副作用をごく小さいものとすることが可能であることから、将来的にはドラッグストアや薬局での販売を目指す。


2018年4月27日九州インデペンデンツクラブ Fukuoka Growth Next イベントスペースにて