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「障害者雇用特化型の人材総合サービスを目指す」

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【奥山 純一氏 略歴】
1984年生まれ。大垣東高校卒業。2007年静岡大学教育学部卒業後、アデコ入社、名古屋配属後、金沢に転勤。2009年NPO法人SCRUM結成。2012年当社設立、代表取締役就任。

【ヴィスト株式会社】
設 立 :2012年7月6日
資本金 :5,000千円
所在地 :石川県金沢市広岡1-2-14 コーワビル2階
事業内容:①就労移行支援事業、②就労継続支援A型事業、③放課後等デイサービス
従業員数:49名


No.854 ヴィスト株式会社


障害者雇用特化型の人材総合サービスを目指す



■障害のある人の働く希望をつくる

当社は、精神障害・発達障害から知的障害、身体障害のある方を対象に訓練・就労支援をおこなっています。就労移行支援事業『ヴィストキャリア』では、障害のある働きたい方へ就職のための準備訓練と就職後の定着をサポートしています。就労継続支援A型事業『ヴィストジョブス』では、企業等での自立した就労が困難な方、働く意欲のある障害のある方を対象に、当社で雇用契約を結んだ上で就労の機会を提供しています。放課後等デイサービス『ヴィストカレッジ』では、発達に特性がある小中高生へキャリア教育を提供しています。現在、就労支援事業所を石川県に5拠点、富山県に3拠点展開しています。

■就労移行支援の高い実績

厚生労働省の統計データ(2015年情報)によると、1年間に就労移行支援事業所から一般就労された方の全国平均は「1事業所あたり約3.7人」です。また、30%以上の就労移行支援事業所は、過去3年間に一般企業への就職の実績がありません。一方、ヴィストキャリアから一般企業への就職者数は、2012年開所から2018年3月までで87名、2017年度は17名と、平均の4倍にあたる高い実績をあげています。

■障害者雇用特化型の人材総合サービス『ビストチャレンジ』

障害者の法定雇用率は、従来の2.0%(対象となる事業主:従業員50人以上)から、2018年4月に2・2%(対象となる事業主:従業員45.5人以上)に引き上げられました。その後、障害者の就労環境の整備状況をみつつ、2020年度末までに2・3%にする方針です。今後、企業の障害者雇用の動きが活発になってくると思われることから、新たに障害者雇用特化型の人材総合サービス「ヴィストチャレンジド」を開始する予定です。①採用代行事業、②定着支援事業、③人材紹介事業、④採用代行事業の4つを軸に、障害者雇用に特化した事業を展開します。

■今後の事業展開

今後は、首都圏在住の障害者並びに障害者雇用に取り組む企業に向けて、人材紹介事業だけでなく、採用代行事業から定着支援事業までを包括的に展開していきます。あらゆる人が生き生きと働ける社会の実現をめざし、就職支援や働く場をこれからも提供していきます。