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「ゲームの売上に依存しないゲームメーカーを目指す」

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【名倉 剛 略歴】
大阪市出身、石川県金沢市在住。ゲーム業界で25年以上のキャリアを持ち、前職のアイレムソフトウェアエンジニアリング㈱では、ゲーム事業の統括マネージャー、ゲームの企画、制作、シナリオ、ディレクター、プロデューサーを務める。2011年グランゼーラを設立。代表取締役に就任。(株)グランゼーラビジュアル、(株)Gzスタジオ代表取締役社長。

【株式会社グランゼーラ 概要】
設 立 :2011年4月11日
資本金 :18,500千円(株主 経営陣、名古屋中小企業投資育成ほか)
所在地 :石川県金沢市駅西新町三丁目1番10号
事業内容: 家庭用ゲーム機向けソフト/スマートフォン用ゲームソフトの企画制作販売ほか
従業員数:51名(グループ全体)


No.772 株式会社グランゼーラ


「ゲームの売上に依存しないゲームメーカーを目指す」



■ 大手の売れ筋とは一線を画した個性的なゲームメーカー

当社は、プレイステーションなどの家庭用ゲーム機向けゲームメーカーとしてスタートしました代表作は「絶体絶命都市」シリーズです。同ゲームはサバイバル・アクションアドベンチャーゲームとして人気を博しており、世界でも数少ない災害をテーマにしたゲームソフトです。後発ながらスマートフォンゲームにも参入し、2017年3月にプロサッカー選手ライフシュミレーションゲーム「SOCCER LOVE(サッカーラブ)」の配信を開始しました。6月にも新作のスマートフォンアプリの配信を予定しています。

■ ゲームの売上に依存しない事業構造

Unityなどのゲームエンジンの爆発的な普及により、ゲーム制作が個人でもできる環境が急速に整ってきています。そのため、ゲームを作るための素材(ゲームアセット)の需要が高まり、新たなビジネスチャンスが生まれています。ゲーム会社だからこそゲームに求められる素材の情報をもっております。当社は、ゲームソフトだけでなく、ゲームの主題歌などの音楽配信やゲーム制作を目指す人向けにゲーム素材(キャラクターや背景などのグラフィックデザイン)も提供することでゲームの売上に依存しない事業構造を目指します。そうすることで、売れ筋のゲームを安易に追従するのではなく、個性的でニーズが顕在化していないゲーム制作に挑戦することができると思っています。

■ 今後の事業展開

2017年度は、①新規参入したスマートフォンアプリ事業を軌道に乗せる、②PS4タイトルの制作体制を強化する、③ゲームアセットや音楽配信などの副産物事業にも注力することで、売上拡大を目指します。「ゲームを核に活動領域を広げ、娯楽に革命を起こし、退屈を根絶する」をミッションに、 私たちにしかつくれない娯楽・感動を提供することを目指していきます。