「シナジーマーケティング経営の軌跡」
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シナジーマーケティング株式会社
代表取締役社長 兼 CEO 谷井 等さん
1972年6月 大阪市生まれ
1996年3月 神戸大学経営学部卒業
1996年4月 日本電信電話株式会社入社
1997年9月 合資会社DNS設立、代表社員
2000年1月 株式会社インフォキャスト設立(現シナジーマーケティング)。代表取締役
所在地:大阪市北区堂島1-6-20 堂島アバンザ21F
上場日:2007年11月20日 大阪証券取引所 JASDAQ(3859)
設立:2005年6月(創業1997年9月) 資本金:1,154百万円(2011年9月末現在)
事業内容:国産NO1のCRMシステム。導入実績は3,500件。
http://www.synergy-marketing.co.jp/
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―今の私を作った、洋服屋での経験実家は洋服屋。
平日の昼間は暇だった。
夜6時から9時までの3時間に売上が集中する。
シャツ1枚でも接客に30分かかる事もある。
ある日、仕立てが出来上がったお客様にメールを出してみた。
「あなたにお似合いのシャツをご用意してお待ちしております。」
来店するお客様がついでにシャツを買っていった。
売上が2割アップ。メールを送って接客は5分。
CRMという顧客情報管理システムとの出会いだった。
―「いつか、ではなく、いますぐやらなければ」
阪神大震災の前の晩、2時まで神戸で遊んで大阪へ帰った。
神戸大学でも31人の学生が帰らぬ人となった。
その中の一人に中村という親友がいた。
彼は寝るときに、まさか明日死ぬとは思わなかっただろう。
―「この事業を一生やるつもりがあるのか?」
その年の3月、事業を立ち上げた。
学生の中古の教科者を転売するモデル。
まず一歩を踏み出す事が大切だと思った。
ある日、知り合いの中学卒の社長に言われた。
「一生やるつもりがないなら、人様に迷惑かけるから辞めろ。」
翌年に卒業してNTTに入社した。しかしその年の12月は辞めてしまった。
この会社で自分が何かを実現できるまでには時間がかかりすぎる。
実家でしばらくはニート状態が続いた。
―昼は洋服屋。夜はインターネットサービスの立ち上げ
悶々とした毎日の中、インターネットとの出会いがあった。
1997年に友達とインターネットサービス事業を始めた。
しかし食べていけない。
朝10時から洋服屋で働き、夜12時から朝5時までサーバーと格闘する日々が2年半続いた。
2000年にネットバブル時代が訪れた。
ユーザーはあっという間に80万人に増えた。
合資会社を株式会社化、VCから出資を受けた。
上場を宿命とされた。赤字が続く状態でも上場できる時代。
だが、このままでいいのか?
その時、大きな事件があった。競合先がヤフーに買収される。
翌日に楽天への会社売却を決定し、新たに会社を設立した。
上場を決断したのは、2005年に個人情報保護法に直面した時。
顧客情報を預かるには、企業としての信頼性が必要だった。
2007年ヘラクレス(現・JASDAQ)市場へ上場。社会的信用力は格段に上がった。
2010年。セールスフォース・ドットコムのCEOであるマーク・ベニオフが突然会いにきた。
出資が決まって株価は10倍になった。
公募増資で16億円調達した。いろんなチャンスが一気に増えた。
―経営への想い
なぜ、私は経営者をしているのだろう?
良い親作りをしたい。それが答え。
子供の人格形成は親に責任があり、社会人の人格形成は会社に責任がある。
良い社会人を育てることが良い親を育てる事になる。
―「他人のおかげ、自分のせい」
私が大切にしている言葉。
事業・案件が成功すれば、まず誰にお世話になったのかを考える。
失敗すれば、他の責任はさておき、まずは自分の至らなさを考える。
経営者とは、最高責任者であり、他者に責任を押し付けたり、成功の美酒を
自分だけで独り占めしたりするようなものに人は付いてこないのではないか。
企業が成長すればするほど、経営者をいさめるものは少なくなり、
周りから褒め称えられることが多くなる。
しかし、事業が大きくなればなるほど、自分ひとりでできることは小さく、
経営者などは、非力なもの。
事業が成功、成長すればするほど、社員、お客様、支援者などから頂く「恩」は大きくなる。
感謝の気持ちと謙虚さを忘れない気持ちが、とても大切なものだと考えている。
どこまでその気持ちを持ち続けられるかが、経営者の器かもしれません。
ご静聴ありがとうございました。