「北陸インデペンデンツクラブ」
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【開催レポート】
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日 時:2016年10月11日(火) 13時30分~17時00分会 場:富山県民会館 ギャラリーD
協 力:とやま技術交流クラブ、とやま起業未来塾学士会、株式会社Kips
協 賛:弁護士法人内田・鮫島法律事務所、有限責任あずさ監査法人、SMBC日興証券株式会社、宝印刷株式会社
後 援:日本ベンチャー学会、日本ニュービジネス協議会連合会、日本ベンチャーキャピタル協会
:富山ニュービジネス協議会、株式会社北陸銀行
10月11日(火)富山県民会館にて、富山県では初となる北陸インデペンデンツクラブが開催されました。約110名の方にご参加いただき、会場には県内起業家やサポーターなど多くの方で賑わいました。
基調講演「技術ベンチャー時代に向けて」では、早稲田大学名誉教授である松田修一氏が近年再注目を集める大学発ベンチャーはじめ、技術ベンチャーに関する公的支援・表彰制度などについてお話されました。
パネルディスカッションは「富山発ベンチャーへの期待」をテーマに、富山大学研究推進機構産学連携推進センター教授の山名一男氏、とやま起業未来塾塾頭代理の呉雅俊氏((株)TNPパートナーズ代表取締役)、とやま技術交流クラブ副代表幹事の釣谷宏行氏((株)CKサンエツ代表取締役)の3名に登壇いただき、県内ベンチャーの現状やこれから期待することなど、松田修一氏を司会に、各自の意見についてお話いただきました。
第252回事業計画発表会では、(株)アムノス代表取締役田中淳氏、(株)エムダイヤ代表取締役森弘吉氏の富山県ベンチャー企業2社が、資金調達や事業PRを目的に事業プレゼンをいたしました。
会員スピーチは、SMBC日興証券(株)第二企業法人部長の大久保敬氏、宝印刷(株)大阪支店長の阿部芳實氏によるご挨拶に続き、あずさ監査法人の中川敏裕氏より、北陸地域のIPO動向に関する紹介も行われました。
終了後は、登壇者を交えた交流懇親会をおこない、親睦を深めました。
<第252回事業計画発表会>
■ No.728 株式会社アムノス
「富山大学発・産学連携の再生医療ベンチャー」
【事業概要】
富山大学医学部の二階堂教授チームが研究する「ハイパードライ羊膜」の事業化を目的に、創業経営者が富山県出身である、ものづくり中小企業ポエック株式会社(広島県福山市)と株式会社TSS(東京都大田区)の2社による産学連携プロジェクトとして2014年に設立。これまで保存や取扱いが難しかった羊膜をマイクロ波と赤外線を使って乾燥させることにより、凍結生羊膜など他の方法では概ね数カ月だった保存期間を、常温で2年以上と大きく伸長させることに成功。特に眼科領域や創傷被覆領域の医療機器として、再生医療での活用を目指す。国内では、生体由来材料であるため治験を必要とする承認レベルとなり認可まで数年間かかるが、米国では届出品目となっているため、まずは米国での事業展開を図る。なお、海外進出等の費用の一部は日本医療研究開発機構(AMED)の医工連携事業として採択されている【会社概要】
設 立 :2014年1月24日資本金 :145,000千円(株主:㈱TSS 73%、ポエック㈱ 27%)
所在地 :富山県下新川郡朝日町草野271番地3
事業内容:再生医療・医療機器製造販売
■ No.729 株式会社エムダイヤ
「もったいないをカタチに®」
【事業概要】
父親である森誠一氏が1979年に油圧機械の修理業として個人創業し、培った機械ノウハウを活かしたリサイクル機械開発に着手。森弘吉氏は現在の主力製品である「エコセパレ」の原型となった分離・破砕機を発展させるため、2005年に新会社(現・株式会社エムダイヤ)を設立し、2008年代表取締役に就任。「エコセパレ」は、従来困難だった異素材混合物も簡単なシステム構築により分離可能で、複数の破砕機で行なう分離・破砕・選別処理を1工程で行い、省経費・省スペース(同等条件で1億円に対し2千数百万円)であることが特長。海外展開も視野に入れており、同製品のリースおよび分離・破砕された貴金属やレアメタルなどのリサイクル事業を計画している。森弘吉氏が代表就任後は、新たなビジネスモデルの立案やメディアなどを活用したブランディング戦略、人材育成の仕組みづくりなど、新たな経営手法を積極的に取り入れている。【会社概要】
設 立 :2005年11月21日資本金 :20,000千円(株主:森弘吉、森誠一)
所在地 :富山県滑川市中村551-2
事業内容:各種機械修理等サービス、リサイクルプラント設計販売、リサイクル商品販売
※「THE INDEPENDENTS」2016年11月号 - p10-11掲載