「夢のロジスティクス革命「Laser Picking」」

―レーザーピッキングとは
レーザー光と画像認識システムを用いた物品管理作業指示システムであり、必要な情報を自動で収集し素早く探し出すことができます。従来技術と比較して、1/2以下の導入コスト、1/10以下の導入工事、10倍以上の柔軟性を実現、これまでにないエラー検出機構や多様な作業指示を瞬時に伝達でき、誤配送などを防止できるようになります。

―フリー”リロケーション”
従来のシステムは、大量商品を順序良くまとめて出荷する仕組みになっているため、今日のようないわゆる看板方式が採用される中で、多品種少量物流は、生産性の低下と管理コストアップを引き起こしているのが現状です。従来技術ではこれらの問題を解決することは困難でした。なぜならば、棚配置が固定化されているためフレキシブルに荷入れ荷出し体制を再構築することができず、せっかく導入した設備も“使いにくい”状態となるからです。ますます加速する小口化ニーズに対応するには、ニーズに合わせた棚配置最適化が容易でなければならないと考えます。

―多様な認識対象
弊社の画像処理エンジンは、多様なシンボルを認識します。新たに専用のコード体系を導入して頂く必要はございません。既存のコード体系をそのままお使いいただけますので、システム導入に伴うコストを抑える事ができます。

<講評・総括>早稲田大学 商学博士 松田 修一 氏
物流の現場は過酷な状況にある。それを改善し合理化するソリューションとしては素晴らしい。一方で、合理化は人員削減と共にある故、痛みを伴わないような取り組みも企業努力として必要。インドの粗悪な倉庫環境でも対応できるとのことだが、今後改善に向かうかも分からない。国も人も変化する中で、それをどうやって織り込んでいくかについても考え、頑張ってもらいたい。

<コメンテータより>株式会社AGSコンサルティング　常務取締役　小原 靖明 氏
少ない人数の中、先進的な事業に取り組まれており素晴らしい。今後、成長報告もお伺いしたい。

※全文は「THE INDEPENDENTS」2012年4月号 - p14にてご覧いただけます