「一般の人も取り込むワークショップ「プロノ」」

―作業服・作業用品の専門店「プロノ」のチェーン展開
事業内容はワークショップ｢プロノ｣を道内主要都市19店舗(直営13・FC6）展開しています。前期（2011年8月期)の年商は36億4900万円となりました。働く人々はもちろん、一般の方も気軽に入ることが出来る外観と、見やすく・取りやすく・選びやすい売場を持つ広々とした大型店は業界平均年商を大きく上回ります。商品は作業服・手袋が51%を占め、お客様の45%は建設業ともっとも多くなります。手袋だけでも550種類、靴で100種類もの商品を扱い、プロ使用に耐えうる品揃えをめざしています。

―｢お客様の声」を基に高品質・高機能・高デザインの商品を自社で開発
ゴムや皮などの素材から、ポケットの大きさやファスナーといった細部に至るまで、商品に対する徹底したこだわりで、プロショップとしての高い品揃えを実現しています。また、自社ブランドの開発によって、メーカー既製品にはない新たな価値を持つ商品を生み出し、ユーザーへ新しいワークスタイルを提案しています。

―他業種への卸売りとインターネット販売で市場開拓
幅広い商品群の開発でトータルコーディネートが可能となり、来店客は【農業】【一般】【女性】など幅広くなりました。商品構成では実用衣料・カジュアル衣料も14%となり、来店客のうち主婦・フリータの方が15%と増えています。自社ブランド商品は、ホームセンターなど他業種への「卸売り」も増え、年商の10%近くとなってきました。インターネット（Yahoo!・楽天）にてショップ運営、amazonに商品出品をしています。

―プロが使う「イイモノ」を、一般の方々に広めて新しい市場を創造する
当社は1975年に武居篤（現相談役）により靴屋として創業しました。現場作業員向けに取扱い商品を広げていった結果、ワークショップを出店するようになりました。2005年に代表取締役社長に武居秀幸が就任し、幅広い層に愛されるプロショップ「プロノ」への転換、さらに卸売りやインターネット出店を開始しました。ワーキングの市場規模は年々縮小の一途をたどっていますが、プロが使う「イイモノ」を一般の方々に広めていき、同業他社を気にしない新しい市場を切り開いていきます。

【注目の企業】株式会社ショービ（浜松）

※全文は「THE INDEPENDENTS」2012年4月号 - p25にてご覧いただけます