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「IT化と低コスト・高効率運営をコンセプトとした外食事業」

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【渡邉一博 略歴】
1975年4月26日広島県広島市生まれ。1994年修道高校卒業。1999年早稲田大学理工学部卒業後、日本オラクル株式会社入社。3年間のITコンサルタントおよび4年間のセールスコンサルタントとして勤務。主に省庁、独立行政法人、大手通信会社を担当し、営業戦略立案~営業活動に従事し、マーケティングやビジネス推進のスキルを習得する。2007年8月当社創業、代表取締役就任。

【有限会社こころ 概要】
設 立 :2004年6月29日
資本金 :3,000千円
所在地 :静岡県浜松市中区西伊場町6-306
役 員 :取締役副社長 佐藤 充晃 氏
事業内容:外食業態の開発、店舗展開・運営


有限会社こころは、厳選食材と調理法にこだわり、洗練されたシンプルモダンなデザイナーズ空間と独創的な演出が魅力の創作居酒屋ダイニング「てんくう」を現在6店舗(浜松3店・静岡2店・藤枝1店)展開しております。

■ 理系出身者によるシステム経営
私渡邉と副社長の佐藤は早稲田大学理工学部を卒業し、それぞれ日本オラクルと日本IBMでキャリアを積んできました。外食業態においてもシステマティックな経営を志向しており、業務の規格化・数値化を推進し、正確精微かつ迅速なデータ共有が可能なシステムを自社開発することで、低コスト・高効率な店舗運営を実現しました。(2014年8月経営革新計画取得)

■ 組織化による分業推進
当社では、「経営」「開発」「営業」それぞれの職務と職責の定義を明確化し、分業を推進しています。営業は人件費、開発は原価に対するコスト責任を任され、日次の予実管理を参照しながら、シフト調整やメニュー開発をおこないます。結果、業界平均56.9%に対し、当社は39%のF/Lコストを実現しています。

■ 出店計画と今後の戦略
まずは近隣エリアへの集中出店によるドミナント戦略を実施し、その後は人口10万人以上の市やJR/私鉄駅前の繁華街への出店を計画しています。店舗設計の規格化、接客・人材育成マニュアルは既に整っており、出店スピードを加速させるために資金調達を検討しています。「てんくう」で培った店舗運営システムを軸に新業態の開発にも取り組み、ゆくゆくは海外展開も視野に入れています。

■ 発表者からのコメント
IT企業の会社員を脱サラし、一転して飲食店の開業という右も左もわからない場所からスタートし、思考錯誤し続けるなかで、外食産業のもつ懐深い魅力に、深く魅了されてまいりました。かたや、劣悪な労働環境や食の安心安全を脅かす事件など、産業として解決すべき問題が山積しています。我が社はそんな外食産業において、ビジョンと戦略と情熱をもって積極果敢に事業活動を継続し、少子高齢化に伴う内需産業の縮小といった時代の大きな課題に挑戦し、地域、国家へ経済的な貢献をすることが、企業としての意義の一つだと考えております。