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「相手のメールアドレスだけで贈り物ができる世界初のサービス」

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株式会社メールdeギフト
代表取締役 白形 知津江さん

女子栄養大学卒業後、スキー選手を経て、出演業、編集、制作、広告、ビジネススクールを経て電通入社。取材先のヨロン島で社会企業の意義を幹事、まちづくりアドバイザーに赴任。結婚・出産を期に静岡へ。2005年当社創業。

住所:静岡県静岡市葵区紺屋町11-19 静鉄紺屋町ビル7階  TEL:03-5742-5548
設立:2007年2月1日 資本金:74,830,000円
http://www.maildegift.co.jp/

―メールアドレスが分かれば、贈り物ができる
WEBサイトから贈りたい品物を選び、相手のメールアドレスを入力すれば、メール受信者がそのギフトを受け取ることができるサービスを提供しています。相手の住所を知らなくてもメールアドレスさえ知っていれば贈り物ができる画期的なサービスです。贈りたい商品を指定して贈るのはもちろん、複数の商品の中から相手に選んでいただくカタログ方式の贈り方ができるのも特徴です。

―起業の経緯
電通で営業をやっていた当時、人生の多くの時間を仕事に賭けてしまう・・・。これだけ多くの時間とパワーを費やすなら、社会のためになることに費やせないだろうか?30歳を過ぎた頃にそんな疑問が湧き、何のために働くのかを自問自答していました。
「人は自分が幸せでないと、周りや社会を幸せにできない」すなわち「人が幸せになれば社会は良くなる」という原点に行きつきました。人は誰かに想われる、必要とされることが一番の存在意義ではないかと思うのです。ITが発達した結果、人と人とが直接接触する機会が減ってきましたが、逆にITを利用して、誰かに想われる、必要とされることを感じる機会を増やせないものかと考え、メールでギフトを贈るというサービスを事業家することに至りました。
忙しい日常の中で「人を想う」というホッとする瞬間を求める私自身がまさに望んでいたサービスでもあります。

―人が人を想う領域を増やしたい
弊社が直接運営するサイトに加えて、さまざまな企業とのタイアップによるギフトシステム構築も手掛けています。直近では、2010年12月よりマイクロソフト社とタイアップし、HotmailやMessengerのユーザーにギフトを贈れるシステムを提供し始めました。
メールでギフトを贈るサービスは、デジタル社会の中でまだまだ拡充の可能性を秘めています。手軽にプレゼントを贈りたい法人の販促ツールとしても活用いただく場面が増えてきています。
利用者が幸せになれるサービスだから、広める事が天命だと想って活動しています。今後は、ギフトに限らず、人が人を想う領域でサービスを増やしていきたいと考えています。


推薦者のコメント(株式会社チェンジマスターズ 法貴 礼子) 若い世代になればなるほど、メールでのコミュニケーションが主流になる中で、贈る側も受け取る側も気軽に活用できる新しい形のサービスです。大手の会社にギフトシステムというモデルを提案されている所が、躍進のカギだと思います。「Japan Venture Award2010」にて中小企業庁長官賞を受賞されるなど、大変注目の企業です。


※全文は「THE INDEPENDENTS」2011年1月号 - p34にてご覧いただけます