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「営業とマーケティングが価値を共創する新しいクラウドサービス」

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シナジーマーケティング株式会社
営業部 東日本クラウドグループ 永井 友人さん

1978年愛知県出身。情報出版社、広告代理店を経て、2005年シナジーマーケティング株式会社入社。テクニカル・マーケティング両面で幅広い製品知識と経験を基に、2010年セールス・フォースドットコム社と共同で企画・開発を進める『Synergy!LEAD on force.com』のプロジェクト立上げに参画。現在、企画担当として同プロジェクトを推進する。

住所:大阪府大阪市北区堂島1-6-20 堂島アバンザ21F  TEL:06-4797-2300
設立:2005年6月 資本金:333,300千円(10/6末現在) 従業員数:142名(10/9末現在)
http://www.synergy-marketing.co.jp/

CRMのクラウドサービス「Synergy!(シナジー)」を提供するシナジーマーケティングはクラウドベンダーの大手、セールスフォース・ドットコムと2010年10月、で業務・資本提携に関する契約を締結。セールスフォース・ドットコムのクラウドプラットフォーム、Force.com上でSalesforce CRMと連携して動作する「Synergy!LEADon Force.com」を提供する事を発表した。

―提携の背景について教えてください。
永井:シナジーマーケティング、セールスフォース・ドットコムの両社ともにCRMのクラウドサービスを提供している為、競合同士の提携に疑問を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、我々が提供しているのは主に「マーケティング分野」、Salesforce CRMは「SFA分野」と呼ばれるサービスで、システムの用途や領域が異なっています。そのため、一つの会社でマーケティング担当者がSynergy!、営業部門はSalesforce CRMを利用しているようなケースが多数見受けられました。また、当社の営業現場からも、両社のシステムを連携することでシナジー効果が生まれるのではないか、という話が以前からありました。そこで、マーケティング分野のCRMサービスではシェアNo.1の当社と提携することで、国内でクラウドプラットフォームを流通させたいセールスフォース・ドットコムの思惑もあり、「マーケティング分野」と「SFA分野」、お互い異なる分野の両社のサービスを連携して、共同でサービスを展開しようということになりました。

―新サービスについて教えてください。
「Synergy! LEAD on Force.com」は、我々のサービスが持つメール配信やアンケートなどマーケティング系の機能と、Salesforce CRMの持つ顧客管理やSFAの機能を連携し、Salesforce CRMのプラットフォーム上から利用することができます。これまで別々のシステムで行っていた、マーケティング活動で集めたリード情報(見込み顧客)を営業が対応する、その一連の流れを一つのシステム上で提供するシステムです。加えて、顧客獲得に至るまでのリード情報の管理を、「リードナーチャリング(見込み顧客の育成)」や「リードスコアリング(見込み顧客の測定・評価)」といった、新しいマーケティング手法や当社のこれまで培ったノウハウでマーケティング業務の効率化と広告投資のROIの可視化ができると考えています。

―貴社の目指す方向性について教えてください。
「Synergy! LEAD on Force.com」を皮切りに、セールスフォース・ドットコムとともに国内のCRM、クラウドのマーケットをもっと盛り上げていきたいと思っています。同時に、これまで無駄の多かった企業のマーケティング活動を改善し、営業とマーケティングの共創を通じて日本企業がより強くなって欲しいと思っています。

※全文は「THE INDEPENDENTS」2011年1月号 - p33にてご覧いただけます