「『大学発ベンチャー成功の条件』<br>~「鶴岡の奇蹟」と地域Eco-System~」
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1982年 日本合同ファイナンス(現・ジャフコ)入社、企画部長、NJI取締役などを歴任。
1993年 敬和学園大学人文学部国際文化学科助教授に就任。
1997年 東北大学経済学部教授(ベンチャー企業政策担当)
2013年 東洋大学経営学部教授。東北大学大学名誉教授
【特別セミナー(11月17日)】
『地方創生と大学発バイオベンチャー成功の条件』 ~鶴岡の奇蹟と地域Eco-System~
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バイオフロンティアパートナーズの大滝義博さんとの編著『バイオベンチャーの事業戦略―大学発ベンチャーを超えて―』(オーム社、2003年10月刊)で提言された対応策を、“ブレない一貫性”をもって実施してきた山形県鶴岡市において、慶應義塾大学先端生命科学研究所が生み出した画期的メタボローム解析技術を、ライフサイエンス分野で高い実績を持つベンチャーキャピタルである株式会社バイオフロンティアパートナーズ(代表取締役 大滝義博)が創業・支援したヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社(HMT社)が創業から10年で、昨年(2013年12月24日)にマザーズ市場に株式公開(IPO)を達成しました。10年前、鶴岡市においてバイオベンチャーが創業されること、ましてやIPOを達成することなど、夢想だにされませんでした。その意味では、HMT社のIPOは「鶴岡の奇蹟」と呼ぶに相応しい事例です。
しかし「鶴岡の奇跡」は、長期の時間的経過が求められ、偶然と幸運が重なった、単なる奇蹟ではありません。その背景には、サンディエゴなどアメリカの類似事例と通底する、地域Eco-systemの構築活動がありました。
今回出版した大滝さんとの編著『大学発バイオベンチャー成功の条件―「鶴岡の奇蹟」と地域Eco-system―』(創成社、2014年10月刊)では、鶴岡市だけではなく、わが国の各地域においても、大学発バイオベンチャーをIPOに導くことが可能であり、ライフサイエンスに代表されるハイテク産業の形成が可能であることが実証されたと考えています。
さらに「鶴岡の奇蹟」に学び、その再現を通じ、既存産業が成熟化した結果、衰退に向かうブラウンフィールドとなったわが国の地方にとって、新たな経済発展の実現可能性を主張することができたと思います。
今後は、「鶴岡の奇蹟」を踏まえ、一定の条件を充足する地域が、“ブレない一貫性”を持って地域Eco-systemを構築することによって、地域経済の再生を図り、その総和がわが国経済の再生と新たな発展をもたらすことを期待し、本書がその一助になれば幸いです。
【特別インタビュー】東北地域におけるハイテク産業形成の条件(西澤昭夫)
【VC紹介】(株)バイオフロンティアパートナーズ 代表取締役社長 大滝 義博