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CONNEXX SYSTEMS株式会社
代表取締役 塚本 壽さん

1955年2月20日生。大阪府立天王寺高校卒業。1979年京都大学工学部化学工学科卒業後、GS日本電池入社、英国スコットランド、アバディーン大学博士号取得。1998年QuallionLLC(LosAngeles,USA)を設立、CEO/CTO就任。2012年9月よりCONNEXXlSYSTEMS代表取締役として活動開始。

活動開始:2012年9月1日
資本金 :31,200千円
所在地 :京都府京都市上京区梶井町448-5
事業内容:蓄電システムの開発・製造・販売
http://www.connexxsys.com/

■ バインド電池「bindbattery™」
バインド電池は、サイクル特性に優れたリチウムイオン電池と、安全性に優れた鉛電池から構成されています。リチウムイオン電池は、長寿命でエネルギー容量が大きいが、高価であり過充電状態になると発火や爆発に繋がる危険性があります。そこで安価で過充電エネルギーを吸収することができる鉛電池を、仮想電池方式にて組み合わせ、両電池の良いとこ取りができる新しい蓄電装置を開発しました。(日本特許確立、国際特許出願済み)

■ バインド電池と再生可能エネルギー発電とからなるハイブリッドシステム
バインド電池は、ユニット(20kWh-100KWh)仕様です。ビル・店舗・ホテル・工場などのピークカットや非常用電源用を想定しています。また、太陽光発電と組み合わせて、辺境の鉱山やリゾートなどでメガワットクラスのOff-Grid電源を構築できます。将来的には、ローカル蓄電が可能なセルグリッドのネットワーク化によって、電力の効率利用を推進する核となりえます。当社のビジネスモデルは、バインド電池蓄電システムを自社設計し、EMSにてサブモジュールを製造、モジュールやユニットを自社組み立てする蓄電システムのインテグレター、メンテナンスサービスプロバイダーとなることです。

■ 日本へ戻って起業
大企業の管理職よりは、ニッチでも必要とされる分野にチャレンジしたいと、単身米国に渡り医療用インプラント電池を開発、製造、販売していました。しかし東日本大震災時の大規模長期停電を見て、社会の安全性を高めるための新しい蓄電システムの必要性を強く感じ、移動体、再生利用可能エネルギー分野に適用できるハイブリッド蓄電システムbindbattery™を開発、製造するCONNEXX SYSTEMS社を京都で創業しました。新しい雇用を産み出す事も私の大きな使命だと思っています。

■ 次世代蓄電デバイス「Shuttle-battery™」
安価な鉄粉を燃料とし、リチウムイオン電池の5倍以上の体積エネルギー密度を有する全固体型の高容量シャトル蓄電池です。NEDO「新エネルギーベンチャー技術革新事業(平成25年度)」に採択され4.2kWhのプロトタイプ開発を行っています。将来EV車搭載されれば、軽量バッテリーにより、航続距離の飛躍的増加が期待できます。