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「小型デジタルサイネージをインストアメディア事業へ発展させます」

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グッドプランニング株式会社
代表取締役 片岡 稔 氏

1976年07月03日生まれ。新田高校卒業。
1996年    アメリカ留学。
2001年    半導体商社にて営業に従事。
2003年06月 個人創業。
2006年05月 当社設立、代表取締役就任。

設立:2006年5月26日(創業 2003年6月)
資本金:13,200千円(株主:創業メンバー80%ほか)
本社:東京都目黒区鷹番3-24-15 nfsビル4F
事業内容:広告メディア/IT・エレクトロニクス/生活サービス事業
http://www.gp777.com/


IT・エレクトロニクス事業と広告メディア事業を中核に「モニターメディア事業」を展開。
ハード開発とコンテンツ制作力を活かして新たな媒体構築を目指す起業家。


―小型デジタルサイネージが注目されています
私どもの小型液晶モニターの設置店舗は30,000店を超えました。販促用として、スーパー、ドラッグストア、家電量販店、スポーツショップ等に設置され、店舗での売上高増に貢献しています。メディア用途としても、美容室やカフェなど様々な業態の店舗への導入を進めています。

―小型モニターの販売価格は9,500円ですが、端末販売だけで収益は上がるのでしょうか
もちろん、しっかり粗利益は確保しており、台数によっては更に割引対応いたします。余計な機能は一切省き、徹底したコストダウンを図っています。

―市販のスマホやタブレットに比べ、価格以外での優位性はありますか
簡易的に利用できる業務用途に特化した仕様になっております。取付金具が標準セットになっており、角度調整機能に加え底面が強力マグネット仕様なので、壁面から天吊りまであらゆる場所に設置可能です。小型の電子POPはその用途上、頻繁な場所変えや、設置の利便性が求められています。今後、業務用途のタブレット、アプリケーションの開発と販売も予定しています。また、小型モニターからスマホへのアドレス等のPUSH通知機能モデルも販売を手がけていきます。

―事業戦略を教えてください
創業当初は半導体・電子部品の設計開発販売のIT・エレクトロニクス事業が収益基盤でした。自社プロダクトの小型液晶モニターを開発販売し、シナジー効果の高い広告メディア事業をスタートさせています。

―映像制作事業も行っています
テレビ番組等その他メディア事業、広告物制作事業、広告代理事業も行っています。本社にはスタジオを設けてあり、コンテンツ制作力を強化しています。

―営業はどのように行っていますか
小型モニターの購入は化粧品、食品等のメーカーであり、広告代理店を通じて営業しています。その際に映像制作力と共に、費用対効果の高い広告展開案の提案力が重要なポイントとなります。

―広告の主流はマス相手の伝統的な広告から、ターゲティング・セグメント広告へと移り始めています
インストアメディア事業は、スーパーや美容室等の店舗のデッドスペースにモニターを設置することにより、セグメント化された価値ある広告媒体を創り出しています。小型液晶モニターを活用し、インターネットや各種媒体と連動した費用対効果の高い広告媒体を構築しています。

―インストアメディアの市場状況を教えてください
市場規模は17億円から、2015年には288億円の規模へ急拡大すると予想されます。私どものシェアは2009年では5~10%でしたが、スタンドアロン型の低価格商品発売を機に30%に近づいています。

※全文は「THE INDEPENDENTS」2014年6月号 - p6-7にてご覧いただけます