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イベントレポート

TPM、FPM、SPM同時上場戦略

株式会社カドー
古賀 宣行 氏 代表取締役社長 CEO

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 <開催前レポート>

2026年10月26日 東京インデペンデンツ
@ Tokyo Innovation Base (TiB) Tokyo Innovation Base (TIB)
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(パネリスト)

株式会社カドー 古賀 宣行 氏

株式会社カドー
代表取締役社長 CEO 古賀 宣行 氏

 

 

株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー 高根 英彦 氏

株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー
投資銀行本部 本部長補佐 兼 上場支援事業部長
高根 英彦 氏

 2026年9月25日、株式会社カドーはTOKYO PRO Market(東証)、Fukuoka PRO Market(福証)、Sapporo PRO Frontier Market(札証)の3市場へ同時上場しました。今回の特別セッションでは、カドー代表取締役社長CEOの古賀宣行氏と、上場を支援した株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー(JIA)の高根英彦氏に、3市場同時上場の狙いと約3億円の資金調達、今後の成長戦略について聞きました。

 

東京・福岡・札幌へ同時上場

國本:TPM、FPM、SPMと全国3つのPRO Market同時上場の狙いを教えてください。

古賀:もともと一般市場への上場準備を進めていました。しかし、当社ではコントロールできない外部要因もあり、このままさらに1年、2年と上場を延期するのかという議論がありました。そこで、一度上場という区切りをつけ、その上で次の成長を目指そうと考えました。PRO Marketを選ぶのであれば、その特徴を最大限活用したい。東京だけでなく、福岡、札幌にも上場し、地域の投資家や企業との接点を増やすことも狙いの一つでした。

國本:J-adviserである高根さんから見て、3市場同時上場にはどのような意味がありますか。

高根:どの企業にも3市場上場が適しているわけではありません。カドーの場合は全国で販売できるBtoCの商品を持っており、札幌や福岡も重要な商圏です。そこで知名度を上げ、地域の企業や金融機関との関係をつくるという点で、3市場に上場する意味がありました。

古賀:実際、福岡では上場をきっかけに地元金融機関との面談機会も生まれました。単に株式を上場するだけではなく、事業展開にもつながる接点ができたことは大きかったと思います。

 

特定投資家から3億円調達

國本:もう一つ注目したいのが約3億円の資金調達です。PRO Marketでは大きな資金調達は難しいというイメージもあります。

高根:今回はカドーだからこそ実現できた面があります。ここ2年ほどでD2Cモデルへの転換が進み、売上が伸び、営業利益や利益率も改善しています。家電という成熟した業界にありながら、「成長」という言葉で投資家に説明できる会社だったことは大きいと思います。

 投資いただいたのは特定投資家が中心です。短期的な株価だけを見るのではなく、その先の成長やステップアップ上場まで見ながら、中長期で投資できる方々に株主になっていただきました。

古賀:投資家との面談では、単に「どれだけ儲かるのか」だけではなく、「なぜこれだけ成長できたのか」という質問も多くありました。事業そのものを理解して投資していただけたことには、大きな意味があると思っています。

株式会社カドー 売上高と営業利益の軌跡(連結)

 

家電量販店依存からD2Cへ

國本:では、その成長を支えているカドーの事業について教えてください。

古賀:当社は、空気清浄機や加湿器、除湿機などの「空調家電」と、スティック型ふとん乾燥機「FOEHN」やヘアドライヤーなどの「健康・リカバリー家電」を二つの柱にしています。

 特徴は、Technology、Design、Marketingの3つを組み合わせて商品をつくっていることです。商品企画、技術開発、デザイン、マーケティングに自社の経営資源を集中し、製造や物流などは外部を活用するファブレス型で運営しています。

株式会社カドー 人気商品

 

國本:2023年から大きく業績が伸びていますね。

古賀:大きかったのはD2Cへの転換です。それまでは家電量販店との取引をメインに展開してきましたが、コロナ禍を契機に、2023年より営業組織の大改革を行い、自社ECを中心としたD2Cを強化しました。その結果、2022年に13億円だった売上高は2025年には29億円となり、2026年は36億円を予想しています。営業利益も改善し、成長フェーズに入ってきました。

株式会社カドー 連鎖型マーケティング

國本:今後はどのような成長を目指していきますか。

古賀:空調家電と健康・リカバリー家電という現在の二つの事業の先には、AIと家電を融合させ、人の状態や生活環境に応じて最適な環境をつくる「フィジカルAI家電」という新しい領域を考えています。今回の上場と資金調達を、そうした次の成長につなげていきたいと思います。


【株式会社カドー】
設  立:2011年6月
所  在  地:東京都港区白金台4-2-11 8F
資 本 金:240,303千円
代 表 者:代表取締役社長CEO 古賀 宣行 氏
業務内容:電子機器製品及び関連商品の企画・設計・製造・販売


【株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー】
設  立:2006年9月
所  在  地:東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR 36階
資 本 金:240,303千円
代 表 者:代表取締役 白岩 直人 氏

「金融を通じて社会に貢献する企業でありつづける」を経営理念とし、金融商品の組成・販売・運営、プライベート・エクイティ投資事業、並びに各種アドバイザリーサービス等を展開しています。

JIA グループ事業概要
JIA成長戦略支援体制


 ※「THE INDEPENDENTS」2026年11月号掲載予定
※ イベント開催時点での情報です

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電子機器製品及び関連商品の企画・設計・製造・販売

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