宝印刷株式会社 取締役常務執行役員 企業成長支援部長 兼 プロマーケット事業部長 大村 法生 氏  

宝印刷株式会社 (宝印刷 | ディスクロージャー支援のリーディングカンパニー)
取締役常務執行役員 企業成長支援部長 兼 プロマーケット事業部長
大村 法生 氏 Omura Norimi


1986年に東京大学法学部を卒業後、野村證券株式会社に入社。
20年以上にわたりIPO関連業務に携わる。
2005年に公開引受部次長、2011年から同部東京エリアヘッドを歴任。
2018年に宝印刷株式会社に顧問として入社。同年7月執行役員、2019年7月常務執行役員企業成長支援部長に就任。2021年8月より現職。
 

インデペンデンツクラブ 代表理事 松本 直人 氏

 

 

インデペンデンツクラブ
代表理事
松本 直人 氏 Matsumoto Naoto

1980年3月23日生
大阪府立三国丘高校出身。神戸大学経済学部卒業
2002年フューチャーベンチャーキャピタル㈱入社
2016年1月同社代表取締役社長に就任
2022年7月㈱ABAKAM 設立、代表取締役就任(現任)
2023年3月㈱Kips 取締役就任
2024年9月インデペンデンツクラブ代表理事就任


「全国各地のIPO準備企業を支援するディスクロージャー専門企業」

■ プロマーケットから東証プライムまであらゆる上場を支援

松本:宝印刷はディスクロージャーの専門企業として70年以上にわたり、上場企業やIPO準備企業の開示支援に携わってこられました。近年では、東京プロマーケット(TPM)におけるJ-Adviserとしての活動も注目されています。

大村氏:2017年にTPMのJ-Adviserの資格を取得し、2025年6月までにJ-Adviserとして累計24社の新規上場を手がけました。2024年には福岡プロマーケット(FPM)のF-Adviserの資格を取得し、早速に新規上場の実績を出すことができました。アドバイザー業務として、上場適格性の調査・確認だけでなく、上場後のディスクロージャー体制の構築・維持に至るまで一貫して関与しております。

TAKARA COMPANY グループ組織図

■ 開示書類作成支援システム「WizLabo」

松本:TPMは、柔軟な上場制度として特に地方の成長志向の中堅企業にとって重要な選択肢です。開示水準は一般市場と変わらず、そこに対応するノウハウが求められるわけですね。

大村氏:その通りです。プロマーケットはスピーディな上場が可能である一方、開示の信頼性が極めて重要です。当社では、開示書類作成支援システム「WizLabo」の提供により、初めて開示に取り組む企業でも、正確かつ効率的に開示書類を作成できるようにしています。「WizLabo」は、どの市場に上場する場合でも、上場申請書類、有価証券報告書、株主総会関係資料などの多様な書類に対応し、会計システムなどとの連携機能を備えた統合型ビジネスレポートシステムです。

WizLaboシステム概念図

■ IPO準備企業向けの会員制情報提供サイト「IPO Club」

松本:ディスクロージャーの自動化・高度化という点でも、宝印刷のような存在は極めて重要です。あわせて、上場を検討している企業に向けて「IPO Club」についてもご紹介いただけますか。

大村氏:当社サービスの「IPO Club」では、社内規程の雛形、制度改正情報、開示事例、セミナー動画などを提供しており、現在数百社にご活用いただいております。上場制度理解と開示実務の両面での支援サービスとして高く評価されています。

 

松本氏:IPOやTPMを目指す企業にとって、信頼できるパートナーと早期に出会えるかどうかは大きな鍵になります。全国各地で成長企業の掘り起こしを進める当クラブとしても、御社の支援力には今後ますます期待しております。

大村氏:ありがとうございます。当社は「ディスクロージャー支援のリーディングカンパニー」として、上場を目指す企業をサポートしてまいります。

interviewed by kips 2025.6.18


※「THE INDEPENDENTS」2025年7月号 P.14より
※ 冊子掲載時点での情報です