インデペンデンツクラブ 國本 行彦   【國本 行彦】 
1960年8月21日生。
東京都立志村高校卒業。
1984年早稲田大学法学部卒業後、日本合同ファイナンス(現・JAFCO)入社。
2006年1月5日(株)インディペンデンツ(現(株)Kips)設立、代表取締役就任。
2015年11月9日 特定非営利活動法人インデペンデンツクラブ 代表理事就任(現副代表理事)
2020年6月 (株)ラクス社外取締役就任

J-Startup選定にみる大学発スタートアップの活躍

 先日発表されたJ-Startup第5次選定31社のうち東京の企業は18社でした。J-Startup地域版は、北海道55社、東北38社、新潟31社、中部38社、関西75社、中国・四国地域53社、九州63社、沖縄5社の合計358社あります。

 大学発J-Startup企業は78社ですが、J-Startup WEST 四国地域の第二次選定企業14社を見ると6社が大学及び大学関連スタートアップでした。

J-STARTUP選定企業数

大学発スタートアップが増えることの効果

 日本総合研究所 調査部上席主任研究員 岩崎 薫里 氏のレポート*によると
「J-Startup企業の本社の7割は東京にあるが、大学発に限れば4割に下がる」
大学発スタートアップが増えることは、スタートアップの東京一極集中を是正し、全国に分散させる効果もある
との事です。

*『J-Startup にみる日本のスタートアップの現状と課題 -定量分析を中心に-(2024年11月08日)』

 

2024年度事業計画発表企業の傾向

 2024年度のインデペンデンツクラブは、事業計画発表80社のうち東京が26社(32.5%)と最も多く、次は大阪の9社、北海道の8社でした。地域ブロック別では、関東29社、関西16社、西日本14社、北日本11社、中部10社でした。北海道大学、東北大学、九州工業大学、長岡技術科学大学、徳島大学、岐阜大学の地域の大学との連携によって地方の比率が上がっています。                                        

 4月に2024年度のインデペンデンツ地域大賞と、6月2日の会員総会で年間グランプリを決定いたします。皆様の投票をお待ちしております。

※「THE INDEPENDENTS」2025年4月号 - P.15 より